2010年8月23日月曜日

ソーシャルメディアと信頼性 ~公平なコメントの公開性を重要視、知人のブログ記事が信用性大~

先日デジタルマーケティング系情報サイトeMarketerで、Invoke Solutions社がWhat Makes Social Media Trustworthy?というタイトルで、ソーシャルメディアの信頼性に関するレポートの解説を投稿しました。

この記事に関してまとめた気になるブログ記事を見つけたので掲載します。

調査は米国にて行われたもののようで、対象は18歳~50歳以上の男女、普段からソーシャルメディアを活用する人314人。どのようなソーシャルメディアからの情報を信頼するのか、ソーシャルメディアを利用していくに当たり、どのようなことを重要視するのかといった内容です。

◇ソーシャルメディアと信頼性
まずは、どういったソーシャルメディアから得られる情報が信頼性があるのかについてです。

ソーシャルメディアからの情報の信頼性

これによると、最も信頼度の高いソーシャルメディアは「知っている人のブログ記事」「facebookでの友人の記事」のようです。全体の64%の人が信頼する、まあ信頼すると回答しています。次いで、「友達のツイッターのツイート」が45%、「ブランドや企業などのブログ記事」が36%となっています。

この結果から、ソーシャルメディアと信頼性には以下の傾向があるといえます。
  1. 自分と関わりの深い情報発信者ほど信頼する
  2. 企業やコミュニティなどのコメントのように不特定の人が発信する情報より、特定の個人が発信する情報のほうが信頼性が高い
  3. Twitterのツイートやコメントより、ブログ記事のほうが信頼性が高い
なお、独自に情報発信しているブロガー個人より、ブランドや企業のほうが信頼されるのは、認知度がブランドや企業のほうが高いためと考えられます。つまり、自分が情報発信者をどれだけ知っているかが極めて重要な要素と言えますね。

◇ソーシャルメディアと重要性
次に、ソーシャルメディアを利用するにあたり、どのようなことを重要視するかについてです。

今後ソーシャルメディアを利用するにあたり、どんなことが重要か

これによると、ソーシャルメディアにおいて最も重要視するのは「ネガティブ・ポジティブな内容に関わらないコメントの公開性」で、全体の64%の人が超重要、そこそこ重要と回答しています。次いで、「コメントやコンテンツの質」が62%、「スポンサーや著者など著名な人からの反応性」が60%となっています。

この結果から、ソーシャルインターネットメディアの世界においては、個人の情報発信者をはじめ、自分が認知していないメディアの信頼性や内容の評価のためには、メディアの内容以上に公平な第3者からのメディアに対する意見とそのオープン性が重要視されると言えるのではないでしょうか。

また、スポンサーや著者など著名な人からの反応性が重要視されているのもメディアの評価に関係すると思われます。著名な人からの反応があるメディアであれば信用するに足るであろうという判断ですね。

その他にも、コンテンツの量より質を重要視するというのも特徴です。例えばブログであれば、質の低い記事を何本も書くよりは質の高い記事を一本書いたほうが良いということですね。

こういった調査結果を改めてデータとして見せられると、自分もこれからは質を意識してブログを書いていきたいなと思った次第です。

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