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2010年7月29日木曜日

収益から見るAmeba

会員数1,000万人以上、1日100万件を超えるブログ記事が投稿され、月間2,295万人(※1)が利用する国内でも最大規模のデータ量と利用者を抱えるインターネットメディアである「Ameba」の収益構造について見ていこうと思います。

※1 ネットレイティングスHOME&WORK PC対象 調べ

なおデータの参照元は、Amebaの運営会社であるサイバーエージェントから2010年4月28日に発表された2010年9月期第2四半期決算説明会資料になります。 サイバーエージェント自体はAmeba関連事業の他、 インターネット広告代理事業やFX事業、メディア関連事業といった事業セグメントがあり、それぞれ収益が発表されていますが、今回はAmeba関連事業(Ameba、アメーバピグ、プーペガール、MicroAd等)についてのみ見ていくこととします。

◇Ameba関連事業2010年9月期第2四半期(2010年1月~3月)収益ハイライト
  • Amebaの2010年3月の閲覧数は144.3億PV(前年同月の83.6億PVと比べて60.7億PVの大幅増)
  • アメーバピグ等の課金及び広告収入が拡大したため、売上高は18億5,500万円(前年同期7億6,100万円、144%増加)、営業損益は7.3億円の利益計上(前年同期1.3億円の損失計上)
  • 売上の内訳は、広告その他売上が12億600万円課金売上が6億4,900万円
 Ameba事業売上高(四半期)推移

次に、広告その他売上(以下、広告等と呼ぶ)と課金売上のそれぞれの内訳を見ていきます。

◇Ameba事業広告等売上(12億600万円)
  • バズマーケティング 2億3,900万円
  • 純広告 4億1800万円
  • コンテンツ連動型 2億6,700万円
  • その他(タイアップ広告等含む) 2億8,200万円
Ameba事業四半期広告等売上高推移

広告に関しては、純広告が売上構成としては高く、他の広告は大体同じくらいの売上となっているようです。ただ傾向として、タイアップ広告等を含むその他の広告は減少傾向にあり、バズマーケティング、純広告、コンテンツ連動型広告は順調に増加しているということがわかります。

◇Ameba事業課金売上(6億4,900万円)
  • アメーバピグ 4億3,483万円(67%)
  • ブーシュガ 9,735万円(15%)
  • プレゼント 7,139万円(11%)
  • その他 3,894万円(6%)
Ameba事業課金売上高推移
Ameba内での課金アイテム等は仮想通貨アメゴールドにより販売されています。そのため、内訳がアメゴールド利用比率になっています。

これを見ると、2009年2月19日にアメーバピグがリリースされて以来、課金売上が大きく増加していることがわかります。実際売上比率に関しても、アメーバピグが67%と圧倒的です。

そこでアメーバピグのARPUについて見てみると、2010年3月時点で約1,000円と非常に高い数値で推移していることがわかります。

 アメーバピグ会員数とARPU推移(月次)

2010年1月~3月のアメーバピグの売上が4億3,483万円。3か月間の平均売上は約1億4494万円。3か月間のARPUの平均を約930円とすると、アメーバピグ内のアメゴールドを消費するユーザは約15万6千人。2010年1月~3月の平均ピグ数(アメーバピグ会員数)は251万7千人なので、会員あたりのピグ内でのアメゴールド消費率は約6.2%となっています。
--- 2010/8/1追記  当初、消費率を18.6%としていましたが、正しくは6.2%でしたので内容を修正しました。売上を1カ月分で計算すべきところを3カ月の合計で計算ていたためです。失礼いたしました。

アメーバピグの会員数に関しては、リリース以降順調に会員が増え続けており、2010年4月9日に300万人を 突破、2010年6月9日には400万人を突破しています。今後も順調に増加することが予想され、仮にこのままのARPUが維持されることとなると会員数の増加とともに相当の収益が見込まれることとなります。そうなると、現在Ameba関連事業の売上構成比率が「広告:課金=2:1」となっているのが、今後はこの比率が徐々に逆転していくことも十分考えられますね。

2010年7月28日水曜日

利用シーンから見るAmeba

Amebaで最も利用されているサービスを考えたとき、それはやはりアメブロと言えるでしょう。

Ameba自体、もともとはレンタルブログサービス「アメーバブログ」としてサービスが開始され、今では日本で最大級のブログサービスとなっていますので、その中で数多くのユーザが様々な目的を持ってブログを利用・運営していると考えられます。

そこで、利用シーンについて考えていくにあたり、一般的にブログを利用する目的について考えると、主に以下が挙げられるのではと思います。
  1. 今の気持ち、思ってることなどを投稿することで自己表現やストレスを解消したい(内面的効用が強い) ⇒ 自己表現目的
  2. 自分の知識や意見などを発信したい(社会貢献的要素が強い) ⇒ 社会貢献目的
  3. 日々の生活や趣味、人生の記録するため ⇒ アーカイブ目的
  4. 親しくしている友達や知り合い、同じ趣味・嗜好をもつ人と情報を共有したい、つながりたい ⇒ コミュニティ形成目的
  5. ブログを利用したアフィリエイトや広告、ブログコンテンツの出版などにより収益を上げげたい ⇒ 収益目的
また、ブログの中でもアメブロを利用する理由としては、「有名だから」「ユーザ数が多いから」「簡単にできる」「モバイルに対応している」「デザインが気に入った」などが考えられ、上記目的を達成するために適したブログサービスだからではないかなと思います。

こういったことを踏まえ、Amebaの中で最も利用されているであろうサービスであるアメブロについて、目的別に利用シーンを考えていきます。

1.自己表現目的
これは、今の思ってることや考えなどをブログに書くことで気持ちがすっきりしストレスが解消できたり、自分の価値観や意思などを書くことで自己表現できることによる内面的効用を目的とするものです。

こういった利用をしているユーザを考えたとき、10代や20代など若い年代のユーザが多い傾向にあるのではないかと思います。

また利用端末という点で考えると、10代、20代はインターネット利用端末として携帯電話を多く利用している世代でもあるため、ブログの閲覧や投稿を携帯電話から行うユーザが多いと言えます。

つまり、アメブロの一つの利用シーンとして、若年層は携帯電話などのモバイル機器から、普段生活していて、思ったことや今の気持ちを手軽に記事にして投稿して自己表現しているといったことが考えられます。

2.社会貢献目的
これは自分の知識や意見などを発信したいといった目的で、自己表現というよりは社会貢献的意味合いを重視したものです。例えばブログのテーマ・内容としては、医療・介護や地域、マネー・金融などのニュースや社会問題などを取り上げたものが多い傾向があるのではと思います。

また、世代については、こういった記事を書く人は40代、50代など比較的年齢層の高いユーザが多いのかなと思います。

利用端末にしても携帯よりは、PCが多いと言えます。

つまり、利用シーンとしては比較的年齢層の高いユーザが、ニュースや社会問題などのテーマについて自分の意見をPCを使ってしっかりとした記事にして投稿する、といったことが考えられます。

3.アーカイブ目的
日々の生活や趣味、人生の記録するためにブログを利用することが該当します。情報を発信するというよりは自己完結的な用途で使っていると言えるでしょう。

利用シーンとして、趣味で「○○に行って写真を撮った」とか「○○大会で優勝した」などの人生の記録を忘れないように記事にしたり、勉強や趣味で調べたことを忘れないように記録したりといったことが挙げられます。

世代としては、特にどの世代が多いということはないのではないかと思います。ただ、若年層よりは年配の方のほうが自己の情報を整理・蓄積したいという意識が強く、利用者も多いかもしれませんが。

4.コミュニティ形成目的
親しくしている友達や知り合い、同じ趣味・嗜好をもつ人と情報を共有したいという目的で、自分のブログテーマと似通ったブログを書いているブロガーの読者になったり、コメントやトラックバックなどによりコミュニケーションを重視する傾向があると言えます。

例えば子育てをしている主婦の方であれば、ブログで情報発信し、同じような状況のブロガーと友達になり、コメント機能によりいろいろ悩みを質問したり、思いを共感したり、子供の写真で和んだりといった利用シーンが考えられます。

5.収益目的
これは、ブログを利用したアフィリエイトや広告、ブログコンテンツの出版などにより収益を上げることが目的であり、極端な言い方をすれば、ブログのコンテンツはそのための手段でしかないと考えブログを書いている人を指します。

ブログの利用としては、収益を上げるために話題性のあるコンテンツをテーマに記事を書いたり、頻繁に更新したり、読者を増やしたりといった形で使っているのかなと思います。


また、アメブロに関しては国内最多の7,650名(2010年6月末時点)の有名人・芸能人がブログを開設しているメディアでもあります。

そういった状況の中、有名人・芸能人は自身の活動をPRするためにアメブロを利用したり、逆に、有名人・芸能人のブログを読んだり、コメントをしたり、何らかの形で関わりたいために利用するユーザ(ファン)も多くいるのではないかなと思います。

以上、Amebaの主要サービスアメブロの利用シーンをまとめてみました。

もちろん今回挙げた以外にも、Amebaの利用シーンは人それぞれあると思います。今回はあくまで主要と思える利用シーンについて整理してみた、というとこです。

なお、次回はAmebaの収益構造について見ていこうと思います。

2010年7月21日水曜日

ユーザ属性から見るAmeba

今回は、会員数1,000万人を突破したAmebaのユーザ属性について見ていきます。

と言いたいところですが、Amebaを運営する株式会社サイバーエージェントからはユーザ属性に関する詳細データは公表されていないみたいです。なので、Googleの提供する広告主向けのWeb解析ツールであるdouble click ad plannerを中心にユーザ属性を調査しました。

double click ad plannerはWeb広告の世界的な大手DoubleClickの広告cookieデータを元に提供されるもので、トラフィック、ユニーク・ビジター数、性別、年齢層、学歴、収入、主要なアクセスキーワード、解析サイト利用者の好むその他のサイトなどの推測値がわかります。なお、cookieによる解析の仕組みは「トラッキングCookieとは」が参考になるかと思います。

今回は、調査対象ドメインを「ameba.jp」および「ameblo.jp」 とし、ユニーク・ビジター数と男女比、年齢構成について見ていくこととします。

◇ユニーク・ビジター
まずは、「ameba.jp」と「ameblo.jp」のユニーク・ビジター数を見ていきます。

まずは、日ごとのユニーク・ビジター数の推移から。

「ameba.jp」の日次ユニーク・ビジター数推移
(double click ad planner調べ)

「ameblo.jp」の日次ユニーク・ビジター数推移
(double click ad planner調べ)

上記データによると、直近の2010年6月時点で「ameba.jp」で約180万ユーザ、「ameblo.jp」で約430万ユーザで推移していることがわかります。

次に月間ユニーク・ユーザ数についてです。米インターネット検索大手Googleによるサイト訪問者数調査 Top 1000 sites - DoubleClick Ad Planner によると、2010年5月のデータで「ameblo.jp」が月間3,400万ユニーク・ビジターで第60位にランクインしています。また、「ameba.jp」は第170位にランクインしており、月間1,500万ユニーク・ビジターとなっています。

では、「ameba.jp」中(サブドメイン)の個別サービスについてはどうか。

ここで参考までに、最近気になるAmebaのサービスであるアメーバピグについて見ていきます。2010年6月29日にネットレイティングス株式会社が発表したプレスリリースによると、アメーバピグの5月の訪問者数は190万人だったようです。以下はそのユーザ属性です。

2010年5月のアメーバピグ訪問者数の性別・年代別構成比
(ネットレイティングス調べ) 

以上のデータから、Amebaの会員数が1,000万人ということを考えると、会員以外にも相当な数の人がアメブロをはじめとしたAmeba関連サービスにアクセスしているようです。 また、モバイルからのアクセスも含めるとさらにユニーク・ユーザは増えると予想されます(ちなみに、ページビューについては以前の記事で紹介したように、2010年3月時点でPCが68.7憶PV、モバイルが75.6億PVで、合計月間144.3億PVとなっています)。

補足ですが、これらのデータはあくまでユニーク・ビジター数であるため、広告掲載する側としてはサイトの価値を測る指標として役に立つかもしれません が、会員のアクティブ率やどれだけサービスを利用しているのかまではわからないため、サイト運営側が気になる情報としては不足している点に注意してくださ い(調査した限りではユニーク・ビジター数以外のまとまったデータがなかったため、掲載できませんでした)

◇男女比
次に男女比です。

 「ameba.jp」の男女比
(double click ad planner調べ) 

 「ameblo.jp」の男女比
(double click ad planner調べ) 

 「ameba.jp」で男性57%、女性43%。 「ameblo.jp」で男性64%、女性36%となっています。

また、株式会社サイバーエージェント アメーバ事業本部が発表した「2010年4-6月 Ameba ADガイド」によると、男女比は男性54%、女性46%となっています。

Ameba 閲覧者属性
(Nielsen Online 2009年9月時点「HOME&WORK」パネル調べ)

double click ad plannerの調査と男女比が異なっていますが、いずれも男性の方が多くなっている点が共通しています。個人的なイメージとしてアメーバは女性が多いのかなと思っていただけにちょっと意外でした。もちろんアメーバピグのように女性が多いサービスももちろんあるんでしょうが。

◇年齢構成
最後に年齢構成について見ていきます。

「ameba.jp」の年齢構成
(double click ad planner調べ) 
 「ameblo.jp」の年齢構成
(double click ad planner調べ) 

「ameba.jp」「ameblo.jp」共に、1番多い年齢層が25-34歳、2番目に多い年齢層が35-44歳となっており、これらの年齢層だけで全体の7割を占めています。「2010年4-6月 Ameba ADガイド」のAmeba 閲覧者属性でもあるように20~40代の社会人の割合が多いようです。


以上、今回はAmebaのユーザ属性について見てきました。

次回は利用シーンについて考えていこうと思います。

2010年7月20日火曜日

機能から見るAmeba

今回は、ブログを中心としたコミュニティサイトであるAmebaの主要機能について見ていきます。

◇ユーザ登録
Amebaは誰でも無料で登録することができます。手順は以下。
  1. PCメールアドレスを入力(携帯の場合はAmebaモバイルからメールアドレスを入力)
  2. 1.で入力したアドレスに確認メールが送信される
  3. 確認メールの中のURLへアクセスし、以下のユーザー情報を入力
    • アメーバID(ブログのアドレス 「http://ameblo.jp/"アメーバID"/」)
    • パスワード
    • パスワードの確認
    • ニックネーム
    • 性別(非公開)
    • 生年月日(非公開)
  4.  ユーザー情報を入力したら確認画面へ遷移し、画像認証と規約に同意して登録完了
◇プロフィール機能
ユーザ登録完了後にAmebaにログインすると、以下のようなマイページ(ホーム画面)が表示されます。

 マイページ

その後、「ルームの編集」タブからさらに詳細に自分のプロフィールを編集することができます。ちなみに、Amebaでは公開プロフィールページのことを 「(アメーバ)ルーム」と呼んでいるようです。

ルーム(公開プロフィール)

ルームでは、以下の項目について設定できます。
  • 基本情報
    • ニックネーム
    • 性別(公開、非公開を設定可能)
    • 誕生日(公開、非公開を設定可能)
    • 血液型(公開、非公開を設定可能)
    • 出身地(公開、非公開を設定可能)
    • お住まいの地域(公開、非公開を設定可能)
    • 職業、職業詳細(公開、非公開を設定可能)
    • 未既婚(公開、非公開を設定可能)
    • 出没地
    • 出身校
    • ホームページURL
  • マイプロフィール
    • 定番
      • 趣味、長所、短所、ちょっと自慢できること、最近ハマっているものは?、まず家に帰ってすることはなに?、平均睡眠時間は?、口癖は?、 ブログの更新頻度は?、ブログに何書いてる?、何フェチ?、座右の銘は?、集めているものは?、Sですか?Mですか?、○○なタイプです
    •  好き↑嫌い↓
      • 好きな食べ物は?、嫌いな食べ物は?、好きなスポーツは?、好きな男性タレントは?、好きな女性タレントは?、好きなアーティストは?、好きなマンガは?、好きな雑誌は?、好きな本、好きな映画は?、好きなテレビ番組は?、好きな曲は?、好きなゲームは?、好きなブランドは?、好きな車は?、好きな場所は?、好きな動物は?、好きな休日の過ごし方は?、好きな色は?、好きな言葉は?、好きなタイプは?、嫌いなタイプは?
    •  その他
      • 何をしている時が幸せ?、どうしてもこれだけは譲れないものは?、デートでいきたいところは?、宝くじがあたったら?、尊敬する人は?、前世はなんだと思う?、世界最後の日、あなたは何をしていますか?、好きなブログは?、自分を動物に例えると?、自分へのご褒美は?、幸せを感じる瞬間、最近一番感動したことは?、子供の頃なりたかった職業は?、ここだけの話、携帯の機種は?、お弁当に絶対いれて欲しいおかずは?、生まれ変わったら?、今までで一番高い買い物は?、今の着うたはなんですか?、今からでも挑戦したいことは?、今一番欲しいものは?、今、旅行でいきたいところは?、あなたにとっての必需品はなに?、1ヶ月毎日食べるとしたら何?、○○依存症です
      • 自由設定項目
  •  自己紹介
    • ルームのトップに表示されます
  • プロフィール画像
    • 最大9枚まで掲載可能。うち1枚がメインとなります。アメーバピグの画像を設定することができます。
  •  音楽
    •  お気に入りのアーティストの曲を自分のルームに流すことができます。登録はMusicRoomsからできます。
  • フリースペース
    • 自由記述欄
  • 色・背景の変更
    •  タブの色など一括で設定できるテーマカラー選択による設定と、背景、ボックスデザイン、タイトルデザイン、フォントカラーをカスタムできる設定ができます。
  • 配置の変更
    • マイページの構成と、使用する機能、使用しない機能を選択できます。
以上がプロフィール機能になります。

mixiのホーム画面とプロフィール画面がデザインが似ているのに対し、Amebaは自分が見るページであるマイページと他人が見るページであるルームがかなり異なるなという印象です。

また、マイプロフィールについてはかなり細かい項目も設定できるようになっていますが、デザインの変更等はmixiなどと同じレベルくらいで、MySpaceほど大幅に変更されるものではない感じです。ただ、自分のルームに音楽を流せる機能はmixiにはない機能ですね。

◇アメゴールド
「1アメゴールド」=「1円」のAmebaの仮想通貨です。

◇アメンバー
Amebaでは友達(mixiでいうマイミク)のことをアメンバーと呼びます。 アメンバーには限定公開した記事、動画、写真などを見せることができるようになります。誰かのアメンバーになるには申請をして、相手からの承認が必要です。

◇友達検索機能
Amebaではユーザ検索に特化した機能は特にないように思います。あえて挙げるとすれば、アメブロから「AmebaSearch」によりキーワードでブログ内検索するか、後で説明するグルっぽやアメーバピグといったコミュニティサービスからユーザを見つけるといった方法です。しかし、いずれも友達検索といった点で不十分です。この機能に関しては、いわゆる一般的なSNSとブログコミュニティであるAmebaの違いが表れている一つの典型例と言えそうです。

◇日記・ブログ機能 (アメブロ)
アメブロはAmebaの提供するレンタルブログサービスです。Amebaはもともとレンタルブログサービス「アメーバブログ」 として始まっただけに、現在でもAmebaの中核的な機能となっています。日本で一番使われているブログサービスです。

有名人も多く利用しており、 Amebaの芸能人・有名人ブログの数は2010年6月末時点で、7,650名となっています。

 アメブロトップ画面

アメブロは記事を書く際に、タイトルとテーマ、本文とコメントの可否とトラックバックの可否、公開範囲を指定します。

テーマは他のブログで言うカテゴリのようなものと言えます。ただ、タグ機能はないようなので、記事が多くなった場合、検索性は低くなるかもしれません。

本文入力欄はリッチテキストエディタで、フォントや色、リンクなどを手軽に作成できるようになっています。また、画像や顔文字、絵文字、自分やみんなが作成した絵文字、動画、AmebaPACO(後で説明)、ぺタボタン(記事作成画面参照)、MagicalMakerによるデコ画像、楽天・アマゾン・iTunesのアフィリエイトバナーの挿入が容易にできる機能があります。ちなみに、アフィリエイトにより他人が商品を購入すると、報酬としてアメゴールド(Ameba上の仮想通貨)がもらえるようになっています。

記事作成画面

MagicalMakerによるデコ画像作成画面
 
このように、他のSNSの日記・ブログエディタなどと比較するとかなり充実しており、特に女の子が好むような機能が充実している印象です。

記事の公開範囲については、下書き(非公開)、アメンバーに公開、全員に公開の3段階から選択できます。

また、マイページからブログのデザインも変更可能です。スキンを変更したり、カラム配置を変更したり、ブログのサイドバーの項目を編集できたりします。プラグインによりブログカウンタなど外部が提供するブログパーツも設置することも可能となっています。

なお、ブログを作成するとブログランキングに参加でき、自分のブログが何位かがわかるようになります。「順位を上げるためにブログを書く」といった人のためのモチベーションアップの仕組みと言えそうです。

他にもブログ活性化のために、ブログネタ を提供する「クチコミ番付」というサービスもあります。クチコミ番付により提供されたネタで記事を書くと評価を受け取ることができ、評価がたまると番付が上がり、ゲームやプレゼントが楽しめるような仕組みになっています。また、同じクチコミに対して記事を書いているユーザの発見もできたりします(http://ameblo.jp/kuchikomistaff/theme-10003343882.html)。

◇アメブロde本
Amebaではブログに関連して、アメブロの内容を本にできるサービス「アメブロde本」が提供されており、以下の5ステップでブログを本にできます。
  1. 製本したいブログにログイン
  2. 製本したい記事(テーマ)の範囲などを選択
  3. 「MyBooksへ」をクリックkしてMyBooksのログイン画面へ
  4. MyBooksにログイン後、画面の案内に従って表紙や本のサイズなどを選択
  5. 仕上がりを確認し、問題がなければ「印刷のお申し込み」から製本を依頼して完了

アメブロde本

◇ぺタ
「ぺタ」はmixiでいう「足あと」のようなものです。自分が記事を読んだことをブロガーに対して伝える方法です。一度クリックするだけで自分のIDが名簿に追加されます。登録ユーザーのコミュニケーションの中に、ペタのお礼として自分も相手の記事を読みペタを返すという御礼の仕方が流通しています。通称「ペタ返し」。管理ページでペタ数が確認でき、ペタ数のお知らせメールも配信しています。

◇AmebaPACO
AmebaPACOは、他の人が描いたパーツを組み合わせて絵を作成できる機能です。ブ ログにも簡単に張り付けられるようになっています。MagicalMakerが写真をデコったり、簡素な素材を利用して作成するのに対し、PACOはみんなが作ったパーツを組み合わせる点で異なります。友達同士で作ったのを組み合わせたりなどちょっとしたソーシャル性があるサービスといったとこでしょう か。人気のPACOランキングも分かったりします。

 AmebaPACO

PACO作成画面

◇リアルタイムコミュニケーション機能(Amebaなう)
よりリアルタイムなユーザ同士のコミュニケーションを実現する機能として、Amebaなうが提供されています。Twitterと同様に140字以内で「いまなにしてる?」を投稿できます。なお、絵文字や顔文字、画像も一緒に投稿できます。投稿された「なう」はマイページのプロフィール画像下にも表示されます。フォロー、フォロワーの仕組みもTwitterと同様です。その他に「なう」には、リプライ(Re)、Twitterの非公式リツイートにあたる引用(RN)、特定ユーザーからのフォローをブロックする機能などがありますが、Twitterよりもよりシンプルな印象です。ちなみに、「なう」の保存期間・上限はは1ヶ月または500件です。


Amebaなう

◇コミュニティ機能
当初はサイバーエージェントが運営していましたが、現在はグループ会社が運営するサービスであるプーぺガールのようにAmebaと関連するコミュニティサービスは他にもありますが、ここではAmebaのコミュニティ機能として、グルっぽ、アメばた会議、アメーバピグの3つのサービスについて見ていきます。

1.グルっぽ
Amebaグルっぽは、同じ趣味や共通点をもったメンバーを集めて、コミュニケーションができるアメーバのコミュニティサービスです。メンバーのみんなのブログをみたり、ペタをしたり、メンバーだけの掲示板で話をしたりすることができます。主催者が参加メンバーを限定させるため、「入試」を実施して、その結果に応じて参加希望者を受け入れるかどうかを決めているグルっぽもあります。

グルっぽ

2.アメばた会議
アメばた会議は、ニュース速報、芸能ブログ、ペタ友募集、ママブロ、10代専用、何でも実況、リレー小説、大喜利、ネガティ部、ヒマ人集合、恋愛、アメブロ Q&A、雑談、悩み、徹底対論、ガールズトークのカテゴリでスレッドを立て、雑談・議論・質問ができる掲示板サービスです。Ameba会員ではなくても参加可能です。絵文字が使用できたり(携帯でも可能)、画像や動画が貼れたり(PCのみ)します。また、レスの多いスレッドには「大盛況」と表示されます。

アメばた会議

そんな掲示板サービスであるアメばた会議ですが、「グルっぽ」と機能面で重複することなどから、2010年8月9日をもってサービス提供を終了する予定で、運営側からは「グルっぽ」への移行を薦めるアナウンスがなされています。

3.Ameba Pigg
アメーバピグは、仮想空間において自分にそっくりなアバター(ピグ)をつくり、洋服のきせかえや、他のユーザーとのリアルタイムな会話を楽しむことができるコミュニケーションサービスです。代々木公園・渋谷・浅草などを模した広場(オープンチャットルーム)などでチャットを行ったり、また「しろくろゲーム」(リバーシ)や、ピグの画像を利用した「えあわせゲーム」(神経衰弱)、釣りエリアでの自身のピグを通じた釣りや釣りを通したコミュニケーションができる「釣りゲーム」などが楽しめます。なお、ピグの洋服の購入、釣りゲームのアイテムの購入などにはアメゴールドが必要になります。2010年6月9日現在、アメーバピグ登録者数は400万人を突破しています。

アメーバピグ紹介動画はこちら↓
http://www.cyberagent.co.jp/media/ameba_movie.html

アメーバピグ(仮想空間:ひまわり広場)

◇Amebaプレゼント
Amebaプレゼントは、アメブロの友達や芸能人にプレゼントを贈る機能です。もらったプレゼントをブログやルームに飾る事もできます。誕生日やバレンタインなどのイベントに、いつでも気軽に使えるプレゼントサービスです(http://helps.ameba.jp/qguide/present/amebapresent.html)。 なお、プレゼントはプレゼントショップでアメゴールドで購入できます。

プレゼントショップ

◇AmebaVision
AmebaVision(アメーバビジョン)は簡単に動画をウェブ上に公開できるAmebaの動画共有サービスです。公開した動画に対してコメントや評価をつけ て他のユーザとコミュニケーションを取ることや、自分が公開した動画や他のユーザの動画を自分のブログ上に簡単に貼付けることができます。 AmebaVisionモバイルを使って携帯からも見ることができます。Amebaに登録する多くの有名人を利用した有名人投稿ムービーが注目を浴びています。

AmebaVision

◇Amebaニュース
Amebaのニュースサービスです。ブログ発の話題や噂話、ゴシップを中心に様々なニュースが提供されていて、ニュースにコメントしたり本文を引用してブログ記事を書いたりすることができます。コメント大盛況のニュースではコメントが数百件にのぼることもしばしばあるようで、中にはコメント欄が荒れることがあり、通報がない限りなかなか対応されないといった問題点があるようです。

アメーバニュース

◇AmebaGG
AmebaGG(アメーバGG)は、20~34歳の女性(F1層)ブロガーに特化したブログコミュニティです。アメブロと同様の機能を備え、無料でブログが開設できるほか、管理画面のデザインや各コンテンツ情報を女性向け仕様のものに選択することが可能となります。サイトコンテンツは20歳以上の女性インフルエンサーブロガー(http://d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20070411/p1)会員組織「AmebaGGメンバーズ」による情報発信を中心に作られています。ファッション、ビューティ、ファミリー、ライフスタイルなどのブロガーコンテンツがあります。また、AmebaGGではWEB サイトでのコンテンツとリアルのイベントを連動させた企画も提供されています(F1 層に特化したブログコミュニティ「AmebaGG」国内最大級の女性ブロガーイベント「AmebaGG Xmas Party」を開催)。携帯版はAmebaGGモバイル。

AmebaGG

◇その他SNS的な機能いろいろ 
Amebaにはその他にも、特定の相手とメールができるメッセージ機能などがあります。


長くなりましたが、以上がAmebaの主要機能になります。

なお、AmebaではmixiやGREE、モバゲーTOWNのようにプラットフォーム機能やコネクト機能等は提供していないようです。

さて、次回はAmebaのユーザ属性について見ていこうと思います。

2010年7月15日木曜日

Ameba基本データ

◇Amebaとは?

(アメーバブログのドメイン。Amebaログイン画面へリンク)

  (Amebaログイン画面)

Amebaは、株式会社サイバーエージェントが運営する無料のブログサービスやコミュニティサービス「アメーバピグ」などを提供し、月間利用者数2,000万人以上(ネットレイティングス調べ、PCからのアクセス者のみ)を誇るインターネットメディアです。話題の有名人・芸能人ブログ数は国内最多の7,650名(2010年6月末時点)を誇ります。2004年9月15日にPC向けブログサービス「アメーバブログ」として開始され(現金還元型BLOG サービス「アメーバブログ」を開始)、現在では、以下のようにPC・モバイル向けに様々なサービスが提供されています。


◇Ameba最新利用動向
そんな国内有数のコミュニケーションサービスであるAmebaですが、2010年4月28日に発表された2010年9月期第2四半期決算説明会資料によると、 Amebaの会員数は835万人、ページビューは144億PVのようです。

 Amebaの月次会員数推移

 Amebaの月次PV数推移

なお最新の情報では、会員数については2010年7月12日のプレスリリースで1000万人を突破したことが発表されています(「Ameba」が会員数1,000万人を突破 ユーザーへの感謝を込めて「1,000万会員突破!ありがとうキャンペーン」を展開)。このことから、現在のPV数もさらに伸びていると予想されます。

さて、次回はそんなAmebaの主要機能・サービスについて見ていこうと思います。

補足ですが、Amebaを運営する株式会社サイバーエージェントはAmeba事業以外にも、インターネット広告代理事業、FX事業、メディア事業(facebook、mixi、gree、モバゲーTOWN等へのソーシャルアプリ提供)などを行っています。また関連サービスとして、サイバーエージェントグループが運営する様々なインターネットサービスがあります。