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2010年9月13日月曜日

収益から見るニコニコ動画

今回はニコニコ動画の収益構造について見ていきます。

データの参照元は、株式会社ドワンゴが2010年8月5日に発表した平成22年9月期第3四半期決算説明資料です。

◇ニコニコ動画の売上とその内訳
ニコニコ動画の売上構成を見てみると、大半をプレミアム会員収入が占めていることがわかります。2010年4-6月(14期3Q)で、売上全体が1.608百万円に対し、1,267百万円と約79%を占めています。次いで広告収入(約14%)、ポイント・その他収入(約4%)、アフィリエイト収入(約3%)となっています。

また費用面では、2010年5月13日に行われたドワンゴ決算説明会において、2010年度第2四半期(2010年1~3月)の黒字化を達成したということが発表されましたが、今期もプレミアム会員の増加などを背景に、好調に黒字額を増やしているようです。

プレミアム会員が増加した背景としては、ニコニコ生放送によるライブストリーミング上での動画共有しながらのリアルタイムなコミュニケーションが支持されたこと、ニコニコ動画モバイルにより携帯電話を利用した手軽な決済手段が確立されたことが挙げられます。

ただ、プレミアム会員収入が増加に伴い黒字額が増えても、営業利益は149百万円(利益率9%) ですので、今後更なる黒字幅の拡大が図られると考えられます。

 ニコニコ動画収支実績2010年第3四半期

 ◇広告収入の動向
次に、ニコニコ動画の収益において、プレミアム会員費に次ぐ売上高となっている広告収入について見てみます。

広告収入は、ここ1年半ほどは上がったり下がったりしてはいますが、平均するとほぼ横ばいと言えそうです。 ただ、業種別の広告出稿シェアを見てみると、ゲームや映像・音楽・出版などが下がっている一方、化粧品・美容・頭髪、ファッション・アクセサリー、食品・飲料が増がしていることがわかります。これは、徐々に増加している女性ユーザ、それも年齢比率で3分の2を占める20代(45.2%)、30代(20.3%)をターゲットとしているものが増えたためと考えられます。
 広告収入内訳

◇ニコニコポイント動向 
次は、ニコニコポイントの動向です。注目すべきは2010年4月30日から開始されたニコニコ遊園地でのポイント利用です。アイテム購入によるポイント利用が、ニコニコチャネル、ニコニ広告、ユーザ生放送、ニコニコ生放送を抜いて最も多くなっています。

このような状況を見ると、改めてソーシャルゲームとアイテム課金の親和性の良さを感じます。アイテムを利用することで、友人・知人をはじめとした他のユーザより優位にゲームを進めたい、時間を節約したいなど、うまくユーザの欲求をくすぐることでポイント消費につなげているのでしょう。今後の伸びにも期待が十分に持てますね。

ニコニコポイント内訳

◇ニコニコチャネル動向
最後に、ニコニコチャネルの動向です。ニコニコチャネルはニコニコ動画上に外部パートナー提供による公式動画チャネルを開設できるサービスですが、これについては順調に増加しているようです。

ニコニコ動画のユーザ数が増えれば、それだけプロモーションプラットフォームとしての価値が上がるため、ニコニコチャネルを利用する外部パートナーも増えます。ここ最近のニコニコ動画会員数の増加がチャネル数の増加に寄与しているのでしょう。
ニコニコチャネル動向

2010年9月10日金曜日

利用シーンから見るニコニコ動画

一つの軸として、ニコニコ動画の利用目的はユーザの立場が個人なのか、企業なのかで大きく分かれると考えられます。

企業側であれば、例えばニコニコチャンネルでPR目的で動画を配信したり、ニコニコ市場でアフィリエイト広告を出稿したり、ニコニコ直販でグッズを売ったりといった商業目的の利用が考えられます。これはこれで利用目的の一つでしょう。

では個人の場合はどうなのか。

今回は、一般ユーザのニコニコ動画の利用目的について、世界最大の動画共有サービスであるyoutubeとも比較しながら考えていきます。

◇ニコニコ動画の利用目的
動画共有サイトと言えば、ニコニコ動画より先にyoutubeが思いつく人も多いのではないでしょうか。言わずと知れた世界最大の動画共有サービスですが、その利用目的を考えると、共通する部分ももちろんありますが、異なった部分も見えてきます。

まずは共通する部分からですが、双方とも「暇つぶし」に利用するユーザが多いのでは、という点です。基本的に動画サイトにはなんとなく訪れて面白そうな動画があったら再生してみる、という人がこれに当たります。そういった人たちが多いために、ニコニコ動画やyoutubeのトップには人気の動画ランキングやおすすめ動画といったリコメンドコンテンツが配置されているのではないでしょうか。

そのほかの利用目的としては、 自分の好きなアーティスト・芸能人の動画を視聴するため、見逃したテレビ番組を視聴するため、テレビや雑誌、webなどで紹介された動画を視聴するため、友人、知人から聞いて気になった動画を視聴するため、音楽PVなど再生してBGM代わりにするため、といった目的が挙げられます。

では、異なる部分はなにか。

それは、ニコニコ動画を利用するユーザのほうがユーザ同士の交流を目的としている点です。言い換えるならば、ニコニコ動画のほうがユーザとのコミュニケーションが活発で、コミュニティが醸成されやすいということです。

その理由としては、ニコニコ動画全体が独特のゆるく、ちっと抜けたサイト設計になっている点や、ユーザーが動画を宣伝できるニコニ広告、特定のユーザ内で動画を視聴できるニコニコミュニティ、ソーシャルゲームが楽しめるニコニコ遊園地などのユーザ同士のコミュニケーションが活性化する仕組みが挙げられます。

しかし、やはり一番大きな理由は「コメント機能」と言えるのではないでしょうか。

この機能により、視聴している動画に対してユーザが感じたことなどをコメントとして投稿することで、他のユーザが視聴したときに動画に被さってコメントが一緒に流れていきます。これにより視聴者は”みんなでみてる感”を体感することができ、他人が感じてること、思ってること、人の感情に触れることができます。

これは、テレビを家族や友達と一緒に見ながらつっこんだり、感想をつぶやいたり、笑ったりすると楽しいと感じる感覚と通じるものがあります。

ニコニコ動画ではこういったコミュニケーションをコメント機能により提供することで、動画に新たな付加価値をつけています。

また、動画を視聴すると分かりますが、このコメントが結構笑えます。たとえよくわかんなかったり、つまらないであろう動画も、そこについたコメントにより面白いコンテンツになったりしており、付加価値の強力さが実感できます。そりゃコメントを付けるユーザが何百、何千、それ以上ニコニコ動画上にはいるわけですから、千差万別で面白いですよね。

また、最近ではニコニコ生放送により、リアルタイムで同時視聴し、コメントを付けることもできるようになっており、ユーザ同士のコミュニケーションがさらに活発になっています。

こういったニコニコ動画独特の機能によるコミュニケーションの活性化効果により、居心地の良さを生み出し、サイトの平均滞在時間増加に結果的につながっているのではと思った次第です。

主要動画サイト平均滞在時間
(ビデオリサーチインタラクティブ 「インターネットオーディエンス調査」より)

2010年8月30日月曜日

ユーザ属性から見るニコニコ動画

さて、今回はニコニコ動画のユーザ属性について見ていきます。

データの参照元は株式会社ドワンゴが2010年8月5日に発表した平成22年9月期第3四半期決算説明資料です。

◇ニコニコ動画主要データ

 ニコニコ動画の利用状況

まずは、ニコニコ動画のユニーク・ビジター、ページビュー(PV)、平均滞在時間から見ていきます。
  • 1日の平均PV数:7,430万PV(月間PV数:222.9億PV)
  • 1日の平均訪問者数:267万人
  • 1訪問の平均滞在時間:36.6分
括弧内は月間での数値です。

また、ニコニコ生放送についてもデータが公表されているため、以下に掲載します。
  • 1日の平均PV数:366万PV(月間PV数:21.96億PV)
  • 1日の平均訪問者数:30万人
  • 1訪問の平均滞在時間:73.3分
これを同四半期(2010年4-6月期) のmixiのデータと比較してみます。mixiのデータは以下。
  • 月間PV数:モバイル:245.4億PV、PC:52.3憶PV
  • 月間ログインユーザー数:1,430万人
  • 月間滞在時間:3時間23分(PCのみ)
ニコニコが1日のデータに対し、mixiは月間となっており、単純に30日分掛けて比較するわけにはいきませんが、注目すべきは滞在時間ではないでしょうか。 mixiは月間で3時間23分なのに対し、ニコニコ動画の1訪問の平均滞在時間が36.6分というのは非常に高い数値です。生放送に至っては73.3分となっています。また、他の主要動画サイトと比較しても、ニコニコ動画の平均滞在時間は長くなっていることがわかります(下記データ参照)。

 主要動画サイト平均滞在時間
(ビデオリサーチインタラクティブ 「インターネットオーディエンス調査」より)

ただ動画を閲覧するだけでなく、コメントを付けてみんなで共有する仕組みが「動画をみんなで一緒にみてる」感を作りだし、よりコミュニティ要素の強い動画サービスとなり、そういったユーザ参加型の仕掛けが滞在時間の長さに表れているのではないかと思われます。

◇男女比

男女比

続いて男女比です。ニコニコ動画では、直近の男女比で男性が68%女性が32%と、男性が約7割を占めていることがわかります。いわゆる萌え系のアニメをはじめ、男性が好むキャラクターを使用した動画やイラスト作品などが比較的多い感じがするのも、こういった男女比の表れかもしれませんね。

◇年齢構成

 年齢構成

続いて年齢構成です。 最も多いのは20代で45.2%。次いで、10代が22.5%、30代が20.3%となっています。総務省の人口統計によると、国内の20代総人口は約1,422万人。対して、20代のニコニコ動画ユーザは783万人と、20代の約2人に一人はニコニコ動画を利用している計算になります。ニコニコ動画の平均滞在時間の長さからするに、比較的時間に余裕のある20代の、特に学生の利用率はさらに高そうな気がします。実際、自分の周りを見る限り、ニコ動利用率(アカウント保有率)は100%でしたΣ(=□=)

以上、今回はニコニコ動画のユーザ属性についてまとめてみました。

2010年8月28日土曜日

機能から見るニコニコ動画

さて、今回はニコニコ動画の機能面について見ていこうと思います。

◇ユーザ登録
はじめにユーザ登録についてですが、ニコニコ動画ではだれでも無料で登録できる「一般会員」と月額525円またはチケット課金90日1,680円で専用回線で快適な動画市長や優先視聴等の特典が受けられる「プレミアム会員」の2種類があります。一般会員で登録し、プレミアム会員へ移行することももちろん可能となってます。

 ニコニコ動画ユーザ登録画面

ユーザ登録は上記画面から行うことができます。その際は以下の情報を入力します。
  • メールアドレス
  • ニックネーム
  • 性別(登録後変更不可)
  • 生年月日(登録後変更不可)
  • お住まいの地域(都道府県)
  • パスワード(半角英数字記号8~16文字)
  • 秘密の質問
なお、プレミアム会員登録をする場合は、上記情報に加えて会員費の支払い方法を指定する必要があります。支払方法については携帯から登録する場合であればケータイ払いを、PCなどで登録する場合はクレジットカードまたはWebMoneyを選択することができます。

◇プロフィール機能
ユーザ登録後、ニコニコ動画では以下の項目について編集・設定できます。
  • プロフィール
    • ニックネーム(変更可、常に公開) 
    • プロフィール画像
    • 自己紹介
    • 性別(変更不可、公開・非公開設定可)
    • 生年月日(変更不可、公開・非公開設定可)
    • お住まいの地域(変更可、公開・非公開設定可)
  • 一覧
    • 投稿動画の公開・非公開設定
    • 公開マイリストの公開・非公開設定
    • 参加コミュニティのの公開・非公開設定
    • 入会チャネルの公開・非公開設定
  • ニコレポ
    • ニコレポの公開・非公開設定
    • Twitter連携
なお、ニコレポとはマイリストの情報やコミュニティの情報などニコニコ動画上の情報を集めた場所です。マイページから確認できます。

  ニコレポ

次に、ニコニコ動画の主要機能を見ていきます。

◇ニコニコ動画(9)
まずは、 メインである動画機能についてです。

視聴
動画は専用動画プレイヤーで再生されますが、無料の一般会員は、一定条件(サーバー負荷や時刻など)で動画の画質を強制的に下げる「低画質モード」での視聴になります。プレミアム会員は専用回線で視聴できる仕組みとなっています。

動画視聴画面

コメント機能
ニコニコ動画では専用の動画プレーヤにより、動画を視聴しながら再生画面上にコメントを書き込むことができる仕組みとなっています。コメントは、現在再生しているタイミング(時間軸)に対して投稿することができ、それ以降に動画が再生された際は、そのタイミングから画面の右から左に3秒間横切る形で表示されるようになっています。コメントについては非表示にすることも可能です。

また、コメントには視聴者が投稿できる「通常コメント」、荒らし対策のための「ローカルコメント」(ローカルコメントとは -ニコニコ大百科)、「投稿者コメント」の3種類があります。

なお、書き込まれたコメントは1つの動画につき、再生時間1分未満で100件、1分以上5分未満で250件、5分以上10分未満で500件、10分以上で1000件までが表示されるように構成されており、それを超えた場合には古いコメントから順に表示されなくなります。

コマンド機能
コマンド機能は、プレイヤーの下にあるコマンド欄に各コマンドを入力することで、コメントの色や大きさを変えたり、様々な効果を持たせることが出来る機能です。コマンドは全て半角入力で、複数書き込む場合はスペースを挟んで記述。内容が重複する場合は手前のコマンドが優先されます。コマンドの中にはプレミアム会員専用のものもあります(コメントとは-ニコニコ大百科)。

NG機能
荒らしコメントや利用者の不快になるコメント(例:死ね・糞など)を見えなくするのがNG機能です。「NGコメント」「NGユーザーID」「NGコマンド」のいずれかを指定してNG設定欄に打ち込んだり、動画上に流れるコメントを右クリックしてNGに追加する仕組みとなっています。

ランキング
再生・コメント・マイリスト・ニコニ広告の各要素を集計した、カテゴリグループ別20位までの総合ランキングです。各カテゴリごとに詳細なランキングも見ることが可能になっています。

 ランキング画面

マイメモリー
マイメモリーに動画を登録することで、その時点のコメントを保存できる機能です。保存したマイメモリーの閲覧時には、任意のコメントの表示・非表示を設定することも可能です。一般会員であればその時のコメントを、プレミアム会員であれば現在~過去のコメントを保存することができます。マイページのマイリストからマイメモリーを閲覧できます。

視聴履歴
過去に視聴した動画を自動的に30件まで記憶する履歴機能です。「履歴の消去」をクリックするとことで全ての履歴を消去することもできます。

視聴履歴画面
動画投稿
ニコニコ動画は、動画を直接アップロードするサービスそのものではなく、他の動画投稿サイトにアップロードされた動画を独自のコメント表示・投稿機能を通して観覧させるサービスです。そのため、現在は株式会社ニワンゴが運営するニコニコ動画専用の動画投稿サイトであるSMILEVIDEOに動画をアップロードする方式になっています。

投稿できる動画形式は、一般会員で、H.264/AVC( MP4 )またはFLV形式のみ1ファイル 40MB まで ( 最大ビットレート 600Kbps )。その他形式( MPEG1、MPEG2、MPEG4、WMV、DIVX系 )は1ファイル 100MB までとなっています。動画の縦横比は、スタンダード( 4:3 )、またはワイド( 16:9 )。投稿可能な動画の保存容量は2GBとなっています。

なおプレミアム会員になると、1ファイル全動画形式の上限が100MB(ビットレート無制限)となります。保存容量も8GBとなり、さらに継続してプレミアム会員を利用すると、一か月ごとに1GBずつ容量が追加されていきます。

◇ニコニコ静画(W)

 ニコニコ静画TOP画面

ニコニコ静画は、お題を投稿することでお題付きの画像掲示板スレッドを作成し、お題に沿った画像をアップしたり、その画像についてコメントできたりするサービスです。スレッドごとに1つのスライドショーとして閲覧も可能です。

「お題」スライド再生画面

スライドショーでは、画像掲示板上で画像ごとに付けられたレスが、それぞれの画像が表示されているタイミングでコメントとして流れます。スライドショー再生中に入力されたコメントはそれぞれの画像へ付けられたレスとして画像掲示板上に格納される仕組みとなっています。また、視聴者が再生速度調整や画像ごとのページ送り・巻き戻しも可能となっています。

スライドショー中のBGMもコメントにより設定可能です。「@BGM smXXXXXX」のようなフォーマットで@BGM対応動画を指定することによりスライドショー中に流すことができます。

また、ニコニコ静画には「描いてみた」コーナーもあり、お題はなく1枚ずつのイラストを投稿するサービスもあります。イラストにはコメントをつけたり、また、お気に入りのイラストを登録できるクリップ機能などが提供されています。

「描いてみた」TOP画面

◇ニコニコ生放送

ニコニコ生放送

ニコニコ生放送は、リアルタイムで配信する動画に、通常のニコニコ動画と同様のコメントをつけて楽しむことができるサービスです。通称「ニコ生」。生放送の種類としては以下の3種類があります。
  1. 公式生放送 - 公式の生放送
  2. チャンネル生放送 - ニコニコチャンネルによる生放送
  3. ユーザー生放送 - ユーザーによる生放送
なお、人気の生放送などはすぐに満員になり、入場できなかったユーザは生放送が見れなかった人のための動画に飛ばされます。ただし、プレミアム会員が入場すると一般会員の中からランダムで生放送から追い出されす。

予約すると後日視聴できる「タイムシフト予約」機能などもあります(プレミアム会員限定)。

◇ニコニコチャンネル

 ニコニコチャンネル

ニコニコチャンネルは、ニコニコ動画の運営やドワンゴと提携している会社のコンテンツなど企業・団体等から提供される公式動画を提供するサービスです。

ニコニコチャンネルの動画には、提供者によって独自の基準があり、入会が有料か無料か、動画別の再生・コメントの制御(全員可・メンバーのみ・不可)、ニコニコポイントを支払うことで視聴できる都度課金動画、などの形態があります。
 
◇ニコニコ大百科(仮)

 ニコニコ大百科

ニコニコ大百科は、ニコニコ動画上での各種用語に関する解説や、ニコニコ動画上にアップされている動画についての情報、その他あらゆる言葉についての情報をユーザが自由に記述できるWikiサイトです。wikipediaの様な真面目な記事だけでなく、明らかにネタ的な内容もあるようです。

現在はプレミアム会員のみが作成及び編集ができます。一般会員は各記事の掲示板で追記を頼んだり、記事の作成等も受け付けている「大百科不具合・要望掲示板」にて記事作成依頼や編集依頼を出すことで、一応一般会員の意見が反映される様にはなっているようです。

◇ニコニコ市場

 ニコニコ市場

ニコニコ市場は、Amazonやドワンゴ、Yahoo!ショッピングなどの商品を動画下に表示できるアフィリエイト広告サービスです。ニコニコ市場を経由して購入された商品から来る収益は運営の資金に使われます。

運営側ではなくユーザが自由に動画の下に広告を貼れるので、 ネタ要素を盛り込んだりもでき、動画と商品で新たなコミュニケーションが生まれたりします。なお、商品にはひと言コメントを付けることも可能です。
また、購入数やクリック数の推移グラフの表示、ニコニコ動画・市場・生放送での商品貼付け回数公開機能(ユーザーランキング)などがあり、目立ちたがり屋などうまくユーザを活性化させて、商品広告を貼らせる仕掛けもなされています。

◇ニコニ広告
ニコニ広告は、ニコニコポイントを使ってニコニコ動画にアップロードされている動画を特定のタグを指定し、ポイントを支払うことで宣伝するサービスです。

ユーザーはどの動画をどのタグにいくら払うかを決めることができ、宣伝された動画には最後の部分にポイントを支払って宣伝したユーザーの名前、つまり“スポンサー”が表示されるようになります。宣伝期間は168時間(7日間)。


 ニコニ広告-広告履歴・広告画面

なお、動画を宣伝すると得られる効果は以下。
  • 動画サムネイルが装飾される
  • タグ検索結果の上部の「ニコニ広告枠」に動画が表示される
  • 動画再生後に提供(CMで表示されるような感じ)が表示される
  • ニコニコ動画の総合ランキングに影響を及す(総合ランキングは、動画の再生数、コメント数、マイリスト数、宣伝ptの各要素を集計したものであるため)
  • 初めて宣伝された動画を紹介する番組である「世界の新着動画」の「ニコニ広告」枠において紹介される可能性がある
◇ニコニコ実況 

 ニコニコ実況

ニコニコ実況は、現在放送されているテレビ番組やラジオ番組に対して、リアルタイムにコメントを共有する場所を提供するサービスです。テレビ番組を見たりラジオを聞いたりすることは出来ません。あくまで、テレビ番組やラジオ番組を見たり聞いたりして感じたことをリアルタイムに率直に書き込み、他のユーザーと共有したり、コメントに対するリアクションを楽しんだり、共感したりして楽しむ機能です。

◇ニコニ・コモンズ

 ニコニコモンズ

ニコニ・コモンズとは、クリエイター(著作権者)が作品・素材の権利の一部を開放し、これを明示することで、自己の作品を広めたり、他のクリエイターによる新たな創作活動を支援する仕組みを提供するサービスです。

他のクリエイターにとっては創作のための素材を得られる場所であり、著作権者にとっては自分の作品を宣伝できる場所と言えます。また、著作権者は自分の作品・素材が使われた動画の一覧(親作品-子作品の関係で表示されます)を見ることができるため、それを見て更なる創作のモチベーションになったりもします。なお、素材には閲覧数、ダウンロード数、利用作品数、素材に対するコメントも合わせて表示されます。

◇ニコニコミュニティ

 ニコニコミュニティ

ニコニコミュニティは、ニコニコ動画上のコミュニティサービスです。コミュニティに参加することで、参加者のみで動画(生放送含む)の投稿、再生、コメントができ、メンバー内でのみ楽しむことができるようになります。

なお、コミュニティ管理者になれるのはプレミアム会員のみです。コミュニティには、メンバー内のプレミアム会員の数に応じて「レベル」が付けられており、レベルによってコミュニティへの参加可能人数や動画の投稿可能数の上限が増える仕組みになっています。

◇ニコニコDVD

ニコニコDVD

ニコニコDVDは、専用のニコニコDVDアプリを利用することで、DVDで再生した映画やアニメなどのコメントを共有することができるサービスです(ニコニコDVDアプリの使い方)。簡単に言えば、ニコニコ動画のようにコメントを付けたり、共有したりすることがDVD上でできるようになるサービスと言えます。なお、DVDは各自で借ります。ニコニコDVD上ではGEOを宣伝しているようですが。。

◇ニコニコ直販

ニコニコ直販


ニコニコ直販は、アニメ関連事業を行う株式会社AG-ONEが運営するニコニコ動画上の通信販売サイトです。フィギュアや各種グッズなどアニメ関連のものを取り扱っています。利用にはニコニコ動画の会員ID・パスワードが必要。 決済方法は代金引換、銀行振込、クレジットカードが可能です。

◇ニコニコ遊園地

ニコニコ遊園地

ニコニコ遊園地は、ニコニコ動画プレーヤーの右部分にゲームが表示され、動画を見ながらゲームを同時に楽しめてしまうという、マルチタスクな人向けのサービスです。ゲームはいわゆるソーシャルなものであり、誰かと対戦したり、協力してプレイしたり、ランキングを競ったりできます。現在利用できるゲームは以下。
  • 僕らのサーガ
  • ニコ釣り
  • 王立サマナー学園
  • ニコゴルフ
  • 大富豪
  • ニコニコ麻雀
  • イロジロライブ
  • ナンプレライブ
  • ミニクル?
  • ニコニコメダルゲーム
ゲーム内では、 ニコニコポイントで各種課金アイテムを購入することができます。

長くなりましたが、以上がニコニコ動画の機能になります。

どの機能も(動画、静画、生放送をはじめ広告でさえも)ユーザが主体となってコンテンツを創作し、提供された作品をニコニコユーザが閲覧、コメント付けるなどしてみんなで共有することで楽しめるサービスとなっており、他の動画サイトと比較して、より「みんなで見てる・楽しんでる」「みんなが作ってる」感が出ているのではないでしょうか。

また、コンテンツに関してはアニメやゲームなど、いわゆる日本のサブカルチャーを題材として創作したものが多いのもニコニコ動画の特徴と言えそうです。アニメなどはコアなファンも多いですし、それがニコニコの活性化にも少なからず寄与していると思われます。

さて、次回はそんなニコニコ動画のユーザ属性について見ていこうと思います。

2010年8月25日水曜日

ニコニコ動画基本データ

さて、今回はニコニコ動画についての記事なんですが、ちょっとここで本題に入る前にこの場を借りて「ぽんぬれぽーと」の構成について改めて述べておこうかと。

ソーシャル系サービスを中心とした調査レポートである「ぽんぬれぽーと」は、基本的に一つのサービスに対して以下の5つの視点でまとめ、エントリを構成しています。
  1. 基本データ
  2. 機能
  3. ユーザ属性
  4. 利用シーン
  5. 収益
これにより、それぞれ決まった切り口でサービスを比較・分析できるようにしています。

また、ブログの左サイドにある"Labels"の分類もこのキーワードで分類していますので、例えば、ユーザ属性でサービスAとサービスBを比較したい!っといった場合などは比較的読みやすくなるかなと思ったりしています。

なお、上記視点でまとめているサービスは基本的には会員数が多く、影響力も大きなサービスに限っています。データの都合上。。

なので、それとは別に市場動向や気になるニュース、アプリやゲーム、その他いろいろな雑感などは単独エントリとして作成しています。

要するに、「ぽんぬれぽーと」は5つの視点でまとめる主要サービスに関する記事とその他個人的な興味でまとめる記事の2パターンあるよ!というお話です。

で、今回は前者に該当するエントリー。

前回までTwitterについてでしたが、今回からニコニコ動画についてです。

前置きが長くなりすみません。ここから本題です。

◇ニコニコ動画とは?


ニコニコ動画は、株式会社ニワンゴが提供している、音楽・お笑い・アニメ・ゲーム・グラビアなどの動画再生中にコメントを付けて楽しむ動画コミュニティサイトです。愛称は「ニコ動」「ニコニコ」など。名前の由来は、「かっこいいサービス名ではなく、肩のチカラが抜けた名称がいい。たとえばニコニコ動画とか」という企画会議の参加者の発言によりわずか数秒で決定したとのこと(ニコニコ大百科より)。

2006年12月12日に実験サービス「ニコニコ動画(仮)」としてプレオープン、サービスが開始されています。現在のバージョンはニコニコ動画 (9)。サイト名に付随するバージョンは、数ヶ月から半年ごとのサイト構成の大幅な見直しや新機能の追加によって変わっていっています。歴代バージョンは 以下。
  • ニコニコ動画(仮)(2006年12月12日 - 2007年1月15日)
  • ニコニコ動画(β)(2007年1月15日 - 2007年2月24日)
  • ニコニコ動画(γ)(2007年3月6日 - 2007年6月18日)
  • ニコニコ動画(RC)(2007年6月18日 - 2007年10月10日)
  • ニコニコ動画(RC2)(2007年10月10日 - 2008年3月5日)
  • ニコニコ動画(SP1)(2008年3月5日 - 2008年7月5日)
  • ニコニコ動画(夏)(2008年7月5日 - 2008年10月1日) - 読みは「サマー」
  • ニコニコ動画(秋)(2008年10月1日 - 2008年12月5日)
  • ニコニコ動画(冬)(2008年12月5日 - 2008年12月12日)
  • ニコニコ動画(ββ)(2008年12月12日 - 2009年10月29日) - 読みは「ダブルベータ」
  • ニコニコ動画(9)(2009年10月29日 - ) - 読みは「キュウ」
なお、ニコニコ動画は「ニコニコ動画モバイル」として携帯電話端末向けにもサービスを提供しています。また、リアルタイムで配信する動画に通常のニコニコ動画と同様にコメントをつけて楽しむことができる「ニコニコ生放送」、動画を視聴しながらほかのユーザーとゲームで遊べる「ニコニコ遊園地」なども提供しています。

◇ニコニコ動画最新利用動向
動画の画面上にコメントができるという特色により独特の文化を構築しているニコニコ動画ですが、ここで最新の利用動向について見ていきます。

データの参照元は株式会社ドワンゴが2010年8月5日に発表した平成22年9月期第3四半期決算説明資料です。なお、ドワンゴはニワンゴの親会社にあたります。

はじめに会員数についてですが、 月間約38万人ペースで増加しており、2010年6月末時点でなんと1,785万人となっているようです。これだけの会員数を抱えるサービスは国内でも少なく、国内3大SNSに匹敵する成長率と会員数といっても過言ではなさそうです。

 ニコニコ動画会員数の月次推移

次は、会員のうちプレミアム会員(有料会員)となっているユーザの推移です。プレミアム会員とは月額525円またはチケット課金(90日1,680円)にて専用回線での快適な動画視聴や生放送の有線視聴の特典が受けられるサービスです。 

こちらについては、月間4万人ペースで増加しており、2010年6月末現在89万人となっています。概算で4億6725円(525円×89万人)の収益が月に入る計算ですね。実際このプレミアム会員費がニコニコ動画の主な収益源となっているようです。

 ニコニコ動画プレミアム会員数の月次推移

最後に、モバイル会員数について見ていきます。データによると2010年6月末時点で537万人がモバイルからニコニコ動画を利用しており、月間10万人ペースで利用者は拡大しているようです。

 ニコニコ動画モバイル会員数の月次推移

携帯電話の高機能化、通信網の高速化、iPhoneをはじめとしたスマートフォンの普及を背景に、モバイルでの動画配信プラットフォームが整ってきている昨今、さらなるモバイル利用者の増加が見込まれるのではないでしょうか。

さて、次回は今後も成長が予想される動画コミュニティサイト「ニコニコ動画」の主要機能についてレポートします。