Twitter(ツイッター)は、2006年7月15日にObvious社(現Twitter社)が開始した「ミニブログ」 「マイクロブログ」といったカテゴリーに括られる、ブログ・SNSとチャットの中間のようなサービスです。
個々のユーザは「いまどうしてる?」(「What's Happening?」)という問いかけに対し、140字以内で「つぶやき」を投稿することができます。なお、投稿には固有のURLが割り当てられます。
Twitterに投稿される「つぶやき」は「ツイート(Tweets)」と呼ばれ、文字数をあえて140字と限定することで、その分気軽に素早く投稿できるのが特徴です。これによりブログやSNSの日記のように各記事にタイトルを付ける必要がなく、思ったことをそのまま、よりリアルタイムに投稿できます。
ちなみに、Twitterは当初「いまどうしてる?」(「What's Happening?」)の部分を「いまなにしてる?」(「What are you doing?」)と表記していましたが、2009年11月19日に今の表記に変更しています(Twitter、「いまなにしてる?」から「いまどうしてる?」に変更)。
また、 他のユーザのツイートを受信(フォロー)し、それによって相互にコミュニケーションを取ることもできます。フォロー自体は相手の承認を必要としないため、気になるユーザのつぶやきを気軽に受信することができ、結果、メールやIM(インスタントメッセンジャー)に比べて「ゆるい」コミュニケーションがフォローを介して成立したグループ内に生まれています。
なお、各ユーザには自分専用のホーム画面が用意され、そこには自分の投稿とあらかじめフォローしたユーザーの投稿が時系列順に表示されます。これを「タイムライン」と呼びます。ユーザはこのタイムラインを見ることでフォローしたユーザの「今」を知ることができるようになっています。
ホーム画面
また、投稿や閲覧はTwitterのウェブサイト上で行う以外にも、Twitterが公開している外部APIを利用した各種クライアントアプリ、クライアントウェブサービスを利用して行うことも出来ます。もちろんPC以外にも、携帯やスマートフォン(iPhone, Android等)向けTwitterクライアントも多く公開されており、マルチデバイスで環境で利用できます。
◇Twitter最新利用動向
さて、次はそんなTwitterの最新利用動向について見ていきます。
データは少し前になりますが最も信頼できるものとして、2010年4月14日にサンフランシスコで開催されたTwitterデベロッパー・コンファレンス「Chirp」でTwitter社が発表している最新の統計データによると、
- 会員数1億600万人、毎日30万人増加
- 月次ユニーク・ビジター数1億8000万人
- うち、37%の訪問者はモバイル経由
- ツイート数は毎日5500万
- トラフィックの75%はAPI経由(Twitter.com以外の)アクセス
- APIからのリクエスト数は毎日30億件、対前年成長率は1500%
- 特にAPIを通じた検索リクエストは毎日6億件 *1
- 社員数は175人
なお、ツイート数に関しては2010年8月1日に累計200億ツイートを突破したようです(Giga Tweet)。ちなみに、100億ツイートに到達したのは2010年3月5日。Twitterは2006年7月15日にサービスが開始されているので、最初の100億ツイートを達成するまでに1,339日。それからわずか148日での200億ツイート達成は驚異の成長速度と言えますね。
さて、次回はそんなTwitterの主要機能についてレポートしていきます。
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