Twitter社の公表しているデータは残念ながら最近のものが見つからなかったため、Googleの提供する広告主向けのWeb解析ツールであるdouble click ad plannerはじめ、主要調査会社が公開しているデータをもとにまとめます。
◇ユニーク・ビジター
まずは米国と日本のデイリーユニーク・ビジター数について見ていきます。データの参照元はdouble click ad planner です。
米国では、2009年7月頃まで順調にユニーク・ビジター数は伸び続けていましたが、その後は横ばいといった感じです。2010年1月からまた伸びを見せていますが、その後は減少も見られ、現在はほぼ横ばいとなっています。デイリーユニーク・ビジター数は1日に約400~450万人程度といったとこですね。
米国におけるTwitterのデイリーユニーク・ビジター数推移
mixi(日本)、Facebook(米国)のリーチ推移
(2009年3月~2010年3月、家庭と職場のPCからのアクセス)
Twitter の日本、米国におけるリーチ推移
(2009年3月~2010年3月、家庭と職場のPCからのアクセス)
次に国内を見てみます。 2009年頃から着実に増加していっており、2010年に入りさらに加速していることがわかります。現在では260万人程度といったところでしょうか。
日本におけるTwitterのデイリーユニーク・ビジター数推移
なお、同じくネットスレイティングスが2010年4月27日に発表したデータによると、会員数ベースでは2010年3月時点で750万人を突破しています。増加のペースから、現在では会員数1000万人を突破しているのではないかと予想されます。
mixi、Twitterの訪問者数推移
(2009年3月~2010年3月、家庭と職場のPCからのアクセス)
次に、米国と日本の男女比を見てみます。 データの参照元はdouble click ad planner です。
米国では男性48%、女性52%と、女性がやや多いことがわかります。
米国におけるTwitterユーザの男女比
対して日本は、男性66%、女性34%と、男性のほうがかなり多い状態となっているようです。
日本におけるTwitterユーザの男女比
◇年齢構成
次に、米国と日本の年齢構成です。 データの参照元は同じくdouble click ad planner です。
米国では25-34歳が30%と最も多く、次いで35-44歳が27%、45-54歳が19%となっています。20代、30代の若年層が多いのが特徴です。
米国におけるTwitterユーザの年齢構成
日本では、35-44歳が最も多く40%、次いで45-54歳が21%、25-34歳が16%となっています。米国と比較すると年齢層が高くなっていることがわかります。
日本におけるTwitterユーザの年齢構成
◇世界の地域におけるTwitter投稿数
最後に、世界の各地域ごとのツイート数を見てみます。データの参照元はウェブ分析ツールなどを提供している仏Semiocastが2010年7月1日に発表したこちらの記事からです。
これによると、2010年6月時点で最も多くのツイートがあった国は米国で、世界全体の25%を占めています。そして、第2位はなんと日本で、18%となっています。次いで、第3位にインドネシアが12%となっています。
また、地域別ではアジアが世界全体の37%を占めて第1位、次いで31%で北米となっています。同年3月に実施した調査では北米が36%、アジアが 31.5%だったのが逆転しています。国別ツイート件数で第2位にランクインしている日本や第3位のインドネシアをはじめ、アジアでの急速な Twitterの普及が伺えますね。
以上、Twitterのユーザ数やユーザ属性について日本、米国の動向を中心にまとめてみました。改めてみると、米国や他国と比較してもTwitterの日本での人気はすごいことがわかると思います。
さて、次回はそんな日本で大人気のTwitterの利用シーンについて見ていこうと思います。
--- 追記(2010/8/11)
comScore社調査では、日本のTwitter人口は2010年6月末で1220万人に達しているようです。最新情報として追記しておきます(https://twitter.com/comScoreJapan/status/20767525096)。
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