2010年6月7日月曜日

ユーザ属性から見るfacebook

さて、今回はfacebookのユーザ属性についてみていこうと思います。

調査にあたってfacebookの統計をググってたところ、facebookのプレスルームの統計(2010年6月7日時点で掲載されていたもの)と、facebookが世界中でどのように広がっているかを確認できるCheckFacebook.comを見つけたので、参考にしました。

 CheckFacebook.com

CheckFacebook.comについては、facebookの利用状況は、facebookの広告ツールから報告されたデータを基にしているようです。

ではまず、facebookのプレスルームの統計から見ていきます。

◇People on Facebook
・アクティブユーザ数は4億人超
・そのうち、50%は毎日ログインしている(2億人)
・ユーザ一人当たりの友達は平均130人
・ユーザは1か月に 5000億分以上をfacebookに費やす(1か月一人当たり1250分⇒20時間50分以上)

◇Activity on Facebook
・ 1億6000万以上のファンページ、グループ、イベントがある
・ 平均で1ユーザあたり60のファンページまたはグループまたはイベントとつながっている
・ 平均で1ユーザあたり毎月70のコンテンツを作成している
・ 毎月250億以上のコンテンツ(ウェブリンク、ニュース記事、投降、ノート、写真など)が共有されている

◇Global Reach
・ 70言語以上の翻訳に対応
ユーザの約70%は米国以外
・ 30万以上のーザがFacebookの翻訳にボランティアで参加している(アプリ経由)

◇Platform
・ アプリ開発者は、180カ国、100万人以上
・ 70%以上のユーザが毎月新しいアプリを体験
・ 55万件以上のfacebookアプリ
・ 25万以上のウェブサイトがFacebook Connectを利用
・ 1億人以上のユーザが毎月外部サイトからfacebookを利用(FacebookConnect)
米国conScore社調査によると、米国トップ100サイトの67%、世界トップ100サイトの50%がFacebookConnectを利用

◇Mobile
・ 1億人以上がモバイル機器からアクセス
・ モバイルユーザは非モバイルアクセスユーザの2倍アクティブ
・ 60カ国、200キャリアが、モバイル機器からのfacebookアクセスに対応 


特徴的なのはFacebook Connectによるfacebookと外部サイトの連携です。既に米国のみならず世界の多くのメジャーなサイトが利用していることから、現在facebookには膨大な量のソーシャル情報が蓄積されていることと予想されます。また、今後はスマートフォンなどの普及に伴いモバイルからのアクセスも増加が予想されるため、さらにfacebookの存在感は大きくなることでしょう。今後はその膨大なソーシャル情報を活用した便利で精度の高いサービスが提供されていくかもしれません。


続いて、CheckFacebook.comのデータを見ていきます。

データは2010年6月6日時点のものです。

これによると、facebookのユーザ数は4億6556万になっています。facebookのプレスリリースによると2010年02月4日にユーザ数4億人突破とありましたが、ここまで増えているんですね。ただ、新規登録ユーザの増加率は落ちてきているようです。 以前のエントリでも述べたように、増加率が落ちていなければ5億人に達している見通しではあったので。

次に、facebookの国別ユーザトップ10を見ていきましょう。

 facebook国別利用者トップ10(単位:人)

やはり最も多いのはアメリカで、1億2556万人です。2位はイギリスの2715万人。主要英語圏として順当な順位ではありますね。その他フランス、イタリア、スペインとヨーロッパ諸国が多いです。またインドネシア、フィリピンといったアジア諸国もランクインしてます。では日本は?ってことなんですが、114万人で、全世界の利用者に占める割合は0.24%です。まだまだ日本では普及していないのが現状です。

そんな現状にある日本と利用者数第1位のアメリカとを比較してみます。

日米のfacebook利用者男女比

 日米のfacebook利用者年齢構成

男女比については、アメリカのほうが女性比率が高いですが日米でそれほど差があるようには見受けられません。しかし、facebook利用者の年齢構成をみてみると、日本は18~24歳、25~34歳で70%を占めるのに対し、アメリカでは他の年齢層にもリーチしていることがわかります。これはアメリカではfacebookが広く一般的に普及しているのに対し、日本はまだ若年齢層を中心にしか普及していないことの裏付けともいえます。

しかし、アメリカや他の国々で成功しているfacebookだけに、日本でも今後普及していくことは十分考えられますね。今後もfacebookの動向は注視する必要があります。

以上、今回はfacebookのユーザ属性についてみてきました。

次回は、利用シーンからfacebookについて考えていこうと思います。


--- 追記(2010/7/29)
米Facebook社は7月21日、世界展開しているSNS「Facebook」のアクティブ・ユーザー数(会員数)が5億人を突破したと発表しました。それに関連して、Mashableからユーザ属性に関するインフォグラフィックスが公開されています。最新のデータとして追記しておきます。


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