…が、しかしfacebookは上場していないこともあり、売上等業績は非公開となっている模様。
なので、あくまで予測値としてInside Facebookで発表されている数値を掲載します。
表: 2009年、2010年のFacebook売上予測
1)セルフ広告AdwordsやOvertureと同様、広告主は広告代理店を経由することなく直接ウェブ上から広告出稿できる仕組み。「Facebook Ads」とネーミングされている。
2)ブランド広告
日本でいうタイアップ広告。Facebookに直接問い合わせて統合的なキャンペーン広告を作成するもの。具体的にはファンページを機軸に、セルフアド広告やマイクロソフト広告、さらにはFacebookアプリなどを組み合わせてカス トマイズされたキャンペーンパッケージ。
3) バーチャルグッズ
Facebookの直営コマースショップであるGiftShop 、およびサードパーティ製アプリによる収益など。ちなみに米国Facebookの GiftShopでは、仮想グッズ(Virtual Gifts、E-Cards、Charity)だけでなく音楽MP3ダウンロード販売(Music and MP3s)や物販(Real Gifts)まで商材を広げ始めているらしい。
4)マイクロソフト提携広告
マイクロソフトと提携し、マイクロソフトの提供するバナー広告やスポンサードリンクを表示するもの。なお契約は2006年に締結されたものだが、2009年に期限 が来ており現在は解消されている。
表によると、2010年の売上予測は14.5億ドル(約1305億円)となっています。 収益構造として、大きく分けて、広告系売上(1,2,4)とアプリ系売上(3)のふたつが柱となっているようですね。また、アプリ系売上(3)は2009年と比較し、50倍にもなっており、ソーシャルアプリを中心に急激に市場規模が拡大したものと思われます。
そんなfacebookなんですか、日本のSNSと比較するとユーザ数に対して売上はいま一つのようです(in the looop)。
facebookと日本3大SNS ARPU比較
このことからfacebookはビジネスモデルとして、日本のSNSと比較し、まだまだ成熟していないといえます。
ただ、今後はソーシャルアプリ関連の売り上げの伸びが期待されます。その一つの要因としてfacebookのオリジナル課金サービスFacebook Creditによる収益増加です(Inside Facebook)。今まで、既存サードパーティのチャージ率(売上に対する手数料)10%前後であったのに対して、Facebook Creditは30%と引き上げられるためです。ただ、日本のSNS(GREE, モバゲー)の場合は内製ソーシャルゲームの売上が大きなウエイトを占めるため、サードベンダ製アプリが売上の大半を占めるfacebookと異なることは注意しなければいけないでしょうが。
既に5億人規模という圧倒的会員数を誇るだけに、まだまだ収益面での伸びしろは十分あると思います。今後のfacebookのマネタイズ動向に注目ですね。
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