2010年7月30日金曜日

Grouponとは?フラッシュマーケティングを利用したグルーポン系共同購入サービスまとめ

ここ最近ソーサシャルコマースの一つの形態として、フラッシュマーケティングを利用した商品やクーポンを共同購入するいわゆるGroupon系サービスが次々と登場しています。

むしろもう乱立しすぎて何が何だか…って感じではありますが。

今までなんとなく"Groupon"とか"共同購入"って言葉を目にすることはありましたが、そもそもどんなものなの?なんで流行ってんの?ってことをちゃんと調査していなかったため、ここら辺でまとめてみようと思います。

ということで、今回のエントリでは共同購入型クーポンサービスGrouponと、その核となるフラッシュマーケティングについてレポートします。また、国内の類似サービスについてもまとめます。

◇Grouponとは?


Grouponとは2008年11月にサービスが開始された、簡単に言うと共同購入で割引クーポンを達成しようというサービス(海外ではデイリーディール・サービスと呼ばれ始めています)のことです。ちなみに、グルーポン(Groupon)はグループ(group)とクーポン(coupon)を掛け合わせた言葉です。

◇Groupon主要指標
  • 設立:2008/11
  • 本社所在地:米、イリノイ州シカゴ
  • マネジメント:Andrew Mason (Founder & CEO) 
  • 従業員数:320名(CrunchBase)
  • 売上(2010年度の推定):創業2年で売上315億円、利益45億円超の利益率14.2%(TechCrunch-2010/4/16)
  • クーポン:米国内55都市、約40分野で各エリア1日1クーポン(原則)。2008年11月〜2010年4月で300万件のクーポンを販売(TechCrunch-2010/4/14)
  • 月間ユニークビジター:487万人
 groupon.comのユニーク・ビジター数推移(compete調べ)

◇Grouponユーザ属性

Grouponのユーザ属性(GROUPONWORKS調べ)
特徴は以下。
  • 18-34歳までの若年層が全体の約3分の2(68%)を占める
  • 学士号を持ったユーザが50%と半数を占め、次いで大学院卒が30%と高学歴
  • 独身が49%と約半数を占める。次いで既婚者が33%
  • 女性が77%とユーザの大半を占める
  • 会社員が75%とユーザの大半を占め、次いで学生が12%
  • 年間所得10万ドル(約900万円、1ドル90円で計算)以上が全体の29%と最も多く、次いで70万~99万ドルが19%と高所得者が多い
◇Grouponの特徴とフラッシュマーケティング
ここで、もう少し詳細にGrouponの特徴を見ていきます。
  1. 購入時間制限数量限定格安クーポン会員限定で販売する
  2. 原則1日1エリアに対して1クーポン
  3. クーポンはネットショップ等ではなく、リアル店舗の商品に対するものがほとんど
  4. 大勢が同時に購入する共同購入型のため、最低購入数あり。最低数の購入者が集まらなければ、フィーは発生しない(成果報酬型)
  5. クーポン情報はSNSやTwitterなどを通じてバイラル(口コミ) で友達から友達に一瞬で拡散
特徴1.は正に、最近話題になっているフラッシュマーケティングの特徴と一致しています。フラッシュマーケティングとは何かというと、要はタイムセールに特化したECサイトのことで、以下の要素を含んでいます。
  • 格安セール
  • 時間制限
  • 数量制限(下限/上限)
  • 会員限定
これにより、ユーザに「安い!」「でも時間も限られてるし、数量も限られてるから早く買わないと!」「今買わないと買えなくなる!」と思わせることで短時間に購買意欲を高めて購入を後押しし、冷静な思考能力奪います。人間お買い得で魅力的な商品が購入できず、「あのとき買っておけばよかった…」って後悔するのは嫌ですからね。必然的に購入してしまうケースが増えるわけです。また、数量には購入成立の下限もあるため、自分が欲しいクーポンがまだ購入成立していない場合、購入者を増やそうとう心理が働き、結果バイラル(口コミ)が発生します。他にも、格安商品なので、「友達に教えたい(それにより、人の役に立ちたい/ほめられたい)」といった心理が働くことにより、バイラルが発生します。

特徴2.については、同時に複数のクーポンを販売するのではなく、あえて一つに絞ることでユーザにそのクーポンについてのみ考えるように仕向ける仕組みと言えそうです。 情報過多にしてしまうと、ユーザはすべての情報を把握できず、結果的に諦めたりするものも増え、ユーザの心理的負担(買えなかった時の後悔など)になってしまいます。しかし、1つに絞りシンプルにすることにより、ユーザの心理的負担や機会損失を減らます。また、シンプルさはSNSやTwitterなどからのダイレクトリンクに対し、商品の訴求力も上がります。

特報3.については、リアル店舗にとってはクーポンを販売することにより、店舗のプロモーションになります。また、クーポンは購入するのはウェウを通じてですが、そのクーポンを使用するのは実在するリアル店舗です。これにより、店舗を訪問したユーザにクーポン商品以外をプロモーションする機会が得られたりもします。

特徴4.については 、最低購入数を設定した成果報酬型であることにより、クーポンを提供する店舗にとって、費用対効果が測りやすいといったメリットがあります。今までのクーポンサイトを考えると、クーポン掲載に費用が発生しますが、それに見合った来客がない場合などもあり、どの程度の割引で、いくらの費用なら掲載する、あるいはしないなどの判断がしにくい面があったと思います。その点、最低購入数を店舗側で設定でき、成立しない場合はフィーが発生しない仕組みは費用対効果が予測しやすいと言えます。

特徴5.については、SNSやTwitterなどのソーシャルサービスで手軽に宣伝できる仕組みを入れることで、「口コミでより多くの人にクーポン情報が拡散⇒サービス利用者が増加⇒より大幅なディスカウントクーポンが販売・購入可能に⇒話題性UP⇒以降繰り返し」のビジネスモデルが回りやすくする工夫と言えます。逆に、こういったソーシャルサービスにより、リアルタイムに情報が距離的制約なしに拡散するようになった今だからこそこういったGroupon系サービスが成立してきたとも言えます。

さて、ここまでGrouponについていろいろと説明してきましたが、最後に国内のGrouponライクな共同購入型サービスについてまとめておきます。

◇国内類似サービスまとめ
  • トクピン、2010/7/26公開…ワゴーン株式会社が提供する日本初!1日1品だけ大幅割引でお届けするショッピングサイト。クーポンではなく商品を共同購入する。
  • pomparade、2010/7/21公開…株式会社リクルートが提供する人気ホテルの割り引きチケットや有名飲食店の特別商品などを格安で利用できる「チケット共同購入サイト」。 サービス開始当初は、東京、神奈川、埼玉、千葉の各都市につき、1社のクーポンのみを掲載する。
  • TOKUPO、2010/7/16公開…イーファクター株式会社が提供する人気店舗のサービスを共同購入によって50%以下の価格で購入できる割引チケット販売サイトです。47都道府県選択可能。
  • Gravy、2010/7/13/公開…株式会社Doope(ドープ)が提供する人気のレストランやエステなどさまざまなクーポンを55%以下の価格で購入できちゃうお得なサイト。47都道府県選択可能。
  • ナゴぽん、2010/7/8公開…株式会社アルワンが提供する名古屋のお店の50%以上の割引クーポンを1~3日のペースで販売しています。
  • GRPI、2010/7/7公開…株式会社PeXが提供するグルメ、美容、レジャー、エンターテイメント、スクールなど様々なチケットを購入するサイト。現在は東京のみ?
  • みん割、2010/7/5公開…ベイワークスが提供する各エリア(現在は東京、横浜、川崎が選択可能)で1~3日のペースで新しいクーポンチケットを購入できるサイト。
  • チケとも、2010/6/29/公開…携帯専用サイトで友達と協力してグルメやレストランの50~90%OFFの限定チケットの購入を目指すサービス。
  • Q:pod(クーポッド)、2010/6/28公開…株式会社クーポッがが提供する「クーポンプレミアムチケット」を共同購入でき、人気レストラン、ホテル、クルージング、BAR、スパ等が最大80%OFF以上の夢の価格で利用できるプレミアクーポンサイトです。東京都が中心。
  • みんクー、201/6/24公開…株式会社ベンチャーバンクが提供する飲食店・エステ・スクール・レジャー施設…と、様々なクーポンを50%~90%OFF で購入できるクーポンサイト。東京都23区対応。
  • Piku、2010/4/20公開…ピク メディア株式会社が提供する日本初!人気のレストラン、ランチコース、ダイニングに使えるクチコミ割引券をゲットできるクチコミ割引券サービス。47都道府県対応。
まだまだ、類似サービスは国内に多くあり、これからも続々と公開されていくと思います。また、米国や中国をはじめ、海外でも多くの共同購入型サービスが提供されているようですのでこちらの動向も注目する必要があるでしょう。

ただ、とりあえず今回はここまでにします。というか、途中で調査挫折しました。。

いずれにしても、こういったフラッシュマーケティングを利用したグルーポン系共同購入サービスは、如何に口コミによりクーポン情報を拡散してもらえるか、そのための魅力的なクーポンを取り揃えられるかが重要になります。

ちなみに、ここでいう魅力的とはただ安ければいいというものではありません。仮にレストラン90%OFFのクーポンが購入できたとしましょう。そして、ユーザはそのクーポンを使用するため、リアル店舗を訪れます。しかし、そこでのサービスが良くなければどうでしょう?食事がまずかったら?これではいくら90%OFFと言っても、購入時はユーザは満足したかもしれませんが、最終的には満足度は下がりますよね。

また、店舗側にとっては良質なサービスを安く提供しすぎてしまうと、高級感や店のブランドを下げてしまうかもしれません。そういった点にも注意してクーポンを提供しなければなりません。

他にもサービスの低下という点で言えば、例えばレストランなどでは混雑時(土日用など)にクーポンを販売すべきではないでしょう。混雑時にお客様が増えれば、サービスの低下が懸念されます。閑散期のマーケティングに利用するほうがよっぽど効率的と言えます。

こういったことも踏まえると、現在は同種の様々なサイトが乱立していますが、最終的に生き残っていくためには、今挙げたような良質なクーポンと良質な店舗を如何に継続的に確保し、ユーザの満足度を確保できるか、そしてソーシャルウェブの利活用と対応エリア拡大により如何に多くのユーザに訴求できるかが鍵になってくると言えるでしょう。

2010年7月29日木曜日

収益から見るAmeba

会員数1,000万人以上、1日100万件を超えるブログ記事が投稿され、月間2,295万人(※1)が利用する国内でも最大規模のデータ量と利用者を抱えるインターネットメディアである「Ameba」の収益構造について見ていこうと思います。

※1 ネットレイティングスHOME&WORK PC対象 調べ

なおデータの参照元は、Amebaの運営会社であるサイバーエージェントから2010年4月28日に発表された2010年9月期第2四半期決算説明会資料になります。 サイバーエージェント自体はAmeba関連事業の他、 インターネット広告代理事業やFX事業、メディア関連事業といった事業セグメントがあり、それぞれ収益が発表されていますが、今回はAmeba関連事業(Ameba、アメーバピグ、プーペガール、MicroAd等)についてのみ見ていくこととします。

◇Ameba関連事業2010年9月期第2四半期(2010年1月~3月)収益ハイライト
  • Amebaの2010年3月の閲覧数は144.3億PV(前年同月の83.6億PVと比べて60.7億PVの大幅増)
  • アメーバピグ等の課金及び広告収入が拡大したため、売上高は18億5,500万円(前年同期7億6,100万円、144%増加)、営業損益は7.3億円の利益計上(前年同期1.3億円の損失計上)
  • 売上の内訳は、広告その他売上が12億600万円課金売上が6億4,900万円
 Ameba事業売上高(四半期)推移

次に、広告その他売上(以下、広告等と呼ぶ)と課金売上のそれぞれの内訳を見ていきます。

◇Ameba事業広告等売上(12億600万円)
  • バズマーケティング 2億3,900万円
  • 純広告 4億1800万円
  • コンテンツ連動型 2億6,700万円
  • その他(タイアップ広告等含む) 2億8,200万円
Ameba事業四半期広告等売上高推移

広告に関しては、純広告が売上構成としては高く、他の広告は大体同じくらいの売上となっているようです。ただ傾向として、タイアップ広告等を含むその他の広告は減少傾向にあり、バズマーケティング、純広告、コンテンツ連動型広告は順調に増加しているということがわかります。

◇Ameba事業課金売上(6億4,900万円)
  • アメーバピグ 4億3,483万円(67%)
  • ブーシュガ 9,735万円(15%)
  • プレゼント 7,139万円(11%)
  • その他 3,894万円(6%)
Ameba事業課金売上高推移
Ameba内での課金アイテム等は仮想通貨アメゴールドにより販売されています。そのため、内訳がアメゴールド利用比率になっています。

これを見ると、2009年2月19日にアメーバピグがリリースされて以来、課金売上が大きく増加していることがわかります。実際売上比率に関しても、アメーバピグが67%と圧倒的です。

そこでアメーバピグのARPUについて見てみると、2010年3月時点で約1,000円と非常に高い数値で推移していることがわかります。

 アメーバピグ会員数とARPU推移(月次)

2010年1月~3月のアメーバピグの売上が4億3,483万円。3か月間の平均売上は約1億4494万円。3か月間のARPUの平均を約930円とすると、アメーバピグ内のアメゴールドを消費するユーザは約15万6千人。2010年1月~3月の平均ピグ数(アメーバピグ会員数)は251万7千人なので、会員あたりのピグ内でのアメゴールド消費率は約6.2%となっています。
--- 2010/8/1追記  当初、消費率を18.6%としていましたが、正しくは6.2%でしたので内容を修正しました。売上を1カ月分で計算すべきところを3カ月の合計で計算ていたためです。失礼いたしました。

アメーバピグの会員数に関しては、リリース以降順調に会員が増え続けており、2010年4月9日に300万人を 突破、2010年6月9日には400万人を突破しています。今後も順調に増加することが予想され、仮にこのままのARPUが維持されることとなると会員数の増加とともに相当の収益が見込まれることとなります。そうなると、現在Ameba関連事業の売上構成比率が「広告:課金=2:1」となっているのが、今後はこの比率が徐々に逆転していくことも十分考えられますね。

2010年7月28日水曜日

利用シーンから見るAmeba

Amebaで最も利用されているサービスを考えたとき、それはやはりアメブロと言えるでしょう。

Ameba自体、もともとはレンタルブログサービス「アメーバブログ」としてサービスが開始され、今では日本で最大級のブログサービスとなっていますので、その中で数多くのユーザが様々な目的を持ってブログを利用・運営していると考えられます。

そこで、利用シーンについて考えていくにあたり、一般的にブログを利用する目的について考えると、主に以下が挙げられるのではと思います。
  1. 今の気持ち、思ってることなどを投稿することで自己表現やストレスを解消したい(内面的効用が強い) ⇒ 自己表現目的
  2. 自分の知識や意見などを発信したい(社会貢献的要素が強い) ⇒ 社会貢献目的
  3. 日々の生活や趣味、人生の記録するため ⇒ アーカイブ目的
  4. 親しくしている友達や知り合い、同じ趣味・嗜好をもつ人と情報を共有したい、つながりたい ⇒ コミュニティ形成目的
  5. ブログを利用したアフィリエイトや広告、ブログコンテンツの出版などにより収益を上げげたい ⇒ 収益目的
また、ブログの中でもアメブロを利用する理由としては、「有名だから」「ユーザ数が多いから」「簡単にできる」「モバイルに対応している」「デザインが気に入った」などが考えられ、上記目的を達成するために適したブログサービスだからではないかなと思います。

こういったことを踏まえ、Amebaの中で最も利用されているであろうサービスであるアメブロについて、目的別に利用シーンを考えていきます。

1.自己表現目的
これは、今の思ってることや考えなどをブログに書くことで気持ちがすっきりしストレスが解消できたり、自分の価値観や意思などを書くことで自己表現できることによる内面的効用を目的とするものです。

こういった利用をしているユーザを考えたとき、10代や20代など若い年代のユーザが多い傾向にあるのではないかと思います。

また利用端末という点で考えると、10代、20代はインターネット利用端末として携帯電話を多く利用している世代でもあるため、ブログの閲覧や投稿を携帯電話から行うユーザが多いと言えます。

つまり、アメブロの一つの利用シーンとして、若年層は携帯電話などのモバイル機器から、普段生活していて、思ったことや今の気持ちを手軽に記事にして投稿して自己表現しているといったことが考えられます。

2.社会貢献目的
これは自分の知識や意見などを発信したいといった目的で、自己表現というよりは社会貢献的意味合いを重視したものです。例えばブログのテーマ・内容としては、医療・介護や地域、マネー・金融などのニュースや社会問題などを取り上げたものが多い傾向があるのではと思います。

また、世代については、こういった記事を書く人は40代、50代など比較的年齢層の高いユーザが多いのかなと思います。

利用端末にしても携帯よりは、PCが多いと言えます。

つまり、利用シーンとしては比較的年齢層の高いユーザが、ニュースや社会問題などのテーマについて自分の意見をPCを使ってしっかりとした記事にして投稿する、といったことが考えられます。

3.アーカイブ目的
日々の生活や趣味、人生の記録するためにブログを利用することが該当します。情報を発信するというよりは自己完結的な用途で使っていると言えるでしょう。

利用シーンとして、趣味で「○○に行って写真を撮った」とか「○○大会で優勝した」などの人生の記録を忘れないように記事にしたり、勉強や趣味で調べたことを忘れないように記録したりといったことが挙げられます。

世代としては、特にどの世代が多いということはないのではないかと思います。ただ、若年層よりは年配の方のほうが自己の情報を整理・蓄積したいという意識が強く、利用者も多いかもしれませんが。

4.コミュニティ形成目的
親しくしている友達や知り合い、同じ趣味・嗜好をもつ人と情報を共有したいという目的で、自分のブログテーマと似通ったブログを書いているブロガーの読者になったり、コメントやトラックバックなどによりコミュニケーションを重視する傾向があると言えます。

例えば子育てをしている主婦の方であれば、ブログで情報発信し、同じような状況のブロガーと友達になり、コメント機能によりいろいろ悩みを質問したり、思いを共感したり、子供の写真で和んだりといった利用シーンが考えられます。

5.収益目的
これは、ブログを利用したアフィリエイトや広告、ブログコンテンツの出版などにより収益を上げることが目的であり、極端な言い方をすれば、ブログのコンテンツはそのための手段でしかないと考えブログを書いている人を指します。

ブログの利用としては、収益を上げるために話題性のあるコンテンツをテーマに記事を書いたり、頻繁に更新したり、読者を増やしたりといった形で使っているのかなと思います。


また、アメブロに関しては国内最多の7,650名(2010年6月末時点)の有名人・芸能人がブログを開設しているメディアでもあります。

そういった状況の中、有名人・芸能人は自身の活動をPRするためにアメブロを利用したり、逆に、有名人・芸能人のブログを読んだり、コメントをしたり、何らかの形で関わりたいために利用するユーザ(ファン)も多くいるのではないかなと思います。

以上、Amebaの主要サービスアメブロの利用シーンをまとめてみました。

もちろん今回挙げた以外にも、Amebaの利用シーンは人それぞれあると思います。今回はあくまで主要と思える利用シーンについて整理してみた、というとこです。

なお、次回はAmebaの収益構造について見ていこうと思います。

2010年7月24日土曜日

300万ユーザ突破!ソーシャルゲーム「恋してキャバ嬢」とは

今までのエントリはSNS関連のレポートや市場分析系などのちょっと堅いものが多かったので、今回はちょっとゆるい感じで書いていこうかなと思います。

ってことで、最近やって気になったソーシャルゲームについてのレビューです。

ソーシャルゲームと言えば、海外ではfacebookをはじめとしたプラットフォームで多く公開されてきましたが、現在は国内でも3大SNSと言われるmixi(※1)、モバゲー(※2)、GREE(※3)がプラットフォームをオープン化して以来、多くの外部のディベロッパによりさまざまなゲームが提供されはじめています。

※1 「mixiアプリ」PC版を正式公開 「グラディウス」「テトリス」など130種類以上
※2 「サン牧」「まちつく」をモバゲーでも オープン化第1弾ゲーム公開
※3 GREEで「サカつく」や「リッジレーサー」も オープン化ゲーム第1弾公開)。「GREE Platform」を利用したソーシャルアプリ第一弾を公開

このような状況の中、ソーシャルゲームってどんなのがあるんだろ?と思って、普段メインで使っているSNSであるGREEで、先月末からプラットフォームのオープン化により提供され始めたばかりの携帯電話向けソーシャルゲームをいろいろ触っていました。

そんなある日、GREEゲームのトップページを見てみると「ランキング」が表示されていることに気付きました!どうやら7月13日から公開されてたようです(【GREE】GREEアプリランキングが出ました!)。

そこで、全体で第2位にランクインしていた「恋してキャバ嬢」ってゲームがなんか気になったのでレビューします。

ちなみにプレイしてから知ったんですが、なんとこのゲーム、ユーザ数が300万人を突破しているようです(携帯ソーシャルゲーム「恋してキャバ嬢」、300万会員突破)。大人気ですね。

◇恋してキャバ嬢とは
このゲームは、街中でスカウトされたあなたがキャバ嬢になり、ドレスやヘアメイクをコーディネートして、新宿や六本木などの夜の街へ出勤しNo.1キャバ嬢を目指すといった内容です。


ソーシャルゲームメーカーのKLabGames(クラブゲームズ)が、「mixi」「モバゲータウン」「GREE」にて提供しています。

◇ゲームの詳細
プレイヤーは源氏名を決め、自分のアバターを着飾って池袋や新宿、六本木などの「店」に出勤。人気モデルや大学生の財閥御曹司、IT外車社長などさまざまな経歴のイケメンに加え、「オタク」「太ったサラリーマン」「ヤンキー」「B系」(ヒップホップ系ストリートファッション)など、店を訪れるさまざまな客に「接客」をしながら、キャバ嬢としての「キャバランク」と「レベル」を上げていきます。

なお、キャバランクは過去30日間に出勤して稼いだポイントにより決まり、上位ランクほど限られた人数しかなれないようになっています。また、レベルは接客による経験値によりアップしていき、このレベルによって身につけられるアイテムも豪華になっていきます。
恋してキャバ嬢イケメンメンバー

非イケメンキャラ

客は基本客にはランダムに来店しますが、好みのイケメンの来店率を上げるためのアバターの有料アイテムもあります。アイテムにより自分のステータス「カワイイ/セクシー/キレイ」が変化します。渋谷の店舗には人気モデルが、六本木にはIT社長がよく訪れるなど店によって客層が異なり、客によってファッションの好みも異なるため、攻略したい店や客に合わせてアバターのコーディネートを工夫し、自分のステータスを変化させる必要があります。また、メール(1000p)や同伴カード(200コイン)により「連絡」をすることで、特定の客が来る確率を上げることもできます。

なお、課金アイテムの購入には、GREEのサードパーティゲーム用仮想通貨「コイン」、またはキャバポイントを使用します。コインは、友達招待、ケータイ払いによる購入、月額コインコースによる購入、により取得できます。キャバポイントは接客に応じて「お給料」として支払われます。

接客は、動くハートとバー上にあるハートが重なる位置で決定キーをタイミングをあわせて押します。決定キーを押すと客のコメントが一緒に表示され、ハートが重なればメーターが増え、外れると減ったりします。時間制限内にハート5つ以上になれば接客成功・5つ以下なら失敗となります。

一回出勤するごとに体力が減り、体力がなくなると回復するまで待たなければなりません。ただし、高級スパを購入することですぐに体力を回復させることは可能です。

また、友達を24時間に一回「応援する」 することができ、応援するとキャバポイントが貰えます。応援された側は体力が1回復します。応援した相手がときどきヘルプに来てくれることもあります。

接客画面

同じ客に何度か接客していくと親密度が上がることでお得意様になり、アフターやデートなど色々なイベントが発生します。アフターやデートではイケメンがさまざまな表情を見せ、その画像を「アルバム」に保存もできます。画像は4枚まで無料で保存でき、それ以上保存したい場合は有料でアルバムを買い足すようになっています。

デート画面

◇恋してキャバ嬢が人気の理由
まだ、プレイして間もない「恋してキャバ嬢」ですが、ここで人気の理由を考えてみます。

理由1. 「自分がキャバ嬢になって着飾って接客する」という設定
「キャバ嬢ってかわいいな、でも現実になるのは私無理!かわいくないし、なんか怖そうだし、接客とか無理だし。でもどんなのかは興味あるなぁ~。服とかヘアメイクとかあこがれるなぁ」ていう女性は意外に多い!特に若い子。「小悪魔ageha」とか人気だし。

そんな非現実的だけどあこがれの対象であるキャバ嬢をゲームの中で体験できて、自分の分身であるアバターを着飾ってかわいくきれいにできることが特に女性ユーザにとって大きな人気の理由の1つかなと思います。

男性ユーザにとっては、キャバクラとかキャバ嬢は「行ってみたいなぁ。でも行ってもかわいい子と何しゃべっていいかわかんないし、お金かかるし」とか「キャバ嬢ってどんなことするの?」って思う対象だったりします。そんな人にとって、ゲームでキャバ嬢になってキャバクラで接客するという非日常的なことを楽しめるということは興味をひかれることなんじゃないかなと思います。

理由2. キャバ嬢が接客するキャラ
人気の2つ目の理由として、キャバクラに訪れるキャラが受けているのではないかなと思います。

ゲームではモデルや財閥御曹司の大学生、IT会社社長など様々なイケメンが登場します。これにより「私はこのイケメンが好み!」「私はこのイケメンだよ」みたいに友達どうしてイケメンについていろいろ話したりできます。また、イケメンとのデートやアフターなどの画像はアルバムに保存してコレクションできる点もうれしいところです。ストーリーが進むにつれていろいろなイケメンの表情も見れたりしますし。そして、なによりそのイケメンの画像が大きく、きれいでクウォリティが高い点も人気の理由ではないでしょうか。リアルで自分の好きなアーティストの写真が大きいほど、そしてきれいなほどいいと思うのと同じようなものです。

また、キャラは何もイケメンだけではありません。 オタクなど非イケメンキャラも重要な人気の要素です。「あのオタクキモイ!」とか「太ったサラリーマンから○○なこといわれた。超受ける」みたいに、嫌いなものを話題ににして楽しんだりもできるからです。また、実際にプレイしてみると、イケメンばかりが登場するゲームよりリアルで身近な感覚で楽しめ、非イケメンのキャラクターにも愛着がわいてくるかもしれません。

理由3. 手軽な接客
一般的な家庭用ゲームみたいにストーリーを進めるのに時間がかかるわけではなく、手軽にできる点(これは恋してキャバ嬢だけでなく人気のソーシャルゲームすべてに当てはまることだとは思いますが)も人気の理由と言えます。接客もボタンひとつでタイミングを合わせてハートを重ねるだけというシンプルさです。なお、個人的には接客の時の画面の配色だったり、キャラのクオリティなども高いのが受けているのではとも思っています。

理由4. 育成・競争できるキャバ嬢
4つ目の理由として、育成ゲームという点と友達や他のプレイヤーと競争できる点が挙げられます。自分のアバター(キャバ嬢)をレベルアップさせて、着飾っていくうちに愛着やこだわりが生まれ、結果ユーザをゲームに定着させます。また、キャバランクにより、それぞれの店のNO1.キャバ嬢になったり、ランキング上位になることで、他のプレーヤーに自分の着飾ったアバターをアピールできるので、それがモチベーションになったりします。

その他にも、毎日ゲームにアクセスして出勤すると「出勤ボーナス 」がもらえる仕組みや、接客により減る体力が一定時間後に回復するような仕組みなどによりユーザーを継続的に確保する工夫なども重要なファクターと言えそうです。

2010年7月22日木曜日

【2010年7月20日発表】経済産業省発表データから見る2009年電子商取引(EC)市場規模まとめ

経済産業省は2010年7月20日、2009年のEC市場の実態をまとめた調査結果を公表しました(平成21年度電子商取引に関する市場調査)。

これによると、国内BtoB EC市場規模は約131兆円で、前年比17.5%減となりましたが、ECの浸透を示すEC化率は0.2ポイント増の13.7%となっています。一方、BtoC EC市場規模は6.7兆円で、前年比10.0%増EC化率は0.3ポイント増の2.1%となっています。

国内BtoB EC市場規模推移

国内BtoC EC市場規模推移

BtoB、 BtoC 共にEC可化率は堅調に増加しているようです。また、BtoC EC市場は規模も増加しており、今後増加していくことが期待されます。

そこで、BtoC市場規模についてもう少し詳細にみていきます。以下は業種別BtoC EC市場規模推移です。

業種別BtoC EC市場規模推移
注)黄色部分は、2009年に市場規模が対前年比で増加自他業種

市場規模の大きい「情報通信業」「総合小売業」「自動車・パーツ・家具・家庭用品・電気製品小売業」「宿泊・旅行業、飲食業」の他、多くの業種で前年に比べて市場規模が上昇しています。

それぞれの2009年度データをピックアップしていくと、
  • 情報通信業: 1兆7,570億円(前年比107.9%増)
  • 総合小売業: 1兆4,290億円(前年比105.5%増)
  • 自動車・パーツ・家具・家庭用品・電気製品小売業: 9,460億円(前年比122.1%増)
  • 宿泊・旅行業: 9,090億円(前年比109.3%増)
ちなみに情報通信業は、通信業(有線・無線通信、そのほかの手段による電気通信を行う事業者など)、放送業(民放、CATV、有線放送事業者など)、情報サービス業(ソフトウェア業、情報処理・提供サービス事業者など)、インターネット付随サービス業、映像・音声・文字情報制作業(映画・テレビ・ビデオ制作・配給業者やラジオ製作業者、新聞・書籍発行・出版業者など)で構成され、主にIT関係の事業とマスメディア関係の事業を指します。
上記業種が一般消費者にとって親和性が高いのか、企業同士のEC市場規模と比較して成長市場が異なることがわかります。

以上、企業の消費者向け電子商取引(EC)サービスの市場規模をまとめてみました。

やはり、まだ一般の消費者にとって"もの買う”という消費活動を行う場は、物理店舗がほとんどであり、インターネットなどを利用した電子商取引による消費は一部のようですね。

しかし、企業同士(BtoB)のEC化率が13.7%に対し、企業と消費者(BtoC)のEC化率が2.1%ということを考えると、まだまだ増える余地は十分ありそうです。ただし、それには消費者にとってネット決済などで個人情報を提供することへの不安感を軽減したり、実物を手に取ることができないインターネットでの買い物に対し、如何にに販売側が実店舗に負けない顧客体験を提供するかが重要になると言えます。

2010年7月21日水曜日

ユーザ属性から見るAmeba

今回は、会員数1,000万人を突破したAmebaのユーザ属性について見ていきます。

と言いたいところですが、Amebaを運営する株式会社サイバーエージェントからはユーザ属性に関する詳細データは公表されていないみたいです。なので、Googleの提供する広告主向けのWeb解析ツールであるdouble click ad plannerを中心にユーザ属性を調査しました。

double click ad plannerはWeb広告の世界的な大手DoubleClickの広告cookieデータを元に提供されるもので、トラフィック、ユニーク・ビジター数、性別、年齢層、学歴、収入、主要なアクセスキーワード、解析サイト利用者の好むその他のサイトなどの推測値がわかります。なお、cookieによる解析の仕組みは「トラッキングCookieとは」が参考になるかと思います。

今回は、調査対象ドメインを「ameba.jp」および「ameblo.jp」 とし、ユニーク・ビジター数と男女比、年齢構成について見ていくこととします。

◇ユニーク・ビジター
まずは、「ameba.jp」と「ameblo.jp」のユニーク・ビジター数を見ていきます。

まずは、日ごとのユニーク・ビジター数の推移から。

「ameba.jp」の日次ユニーク・ビジター数推移
(double click ad planner調べ)

「ameblo.jp」の日次ユニーク・ビジター数推移
(double click ad planner調べ)

上記データによると、直近の2010年6月時点で「ameba.jp」で約180万ユーザ、「ameblo.jp」で約430万ユーザで推移していることがわかります。

次に月間ユニーク・ユーザ数についてです。米インターネット検索大手Googleによるサイト訪問者数調査 Top 1000 sites - DoubleClick Ad Planner によると、2010年5月のデータで「ameblo.jp」が月間3,400万ユニーク・ビジターで第60位にランクインしています。また、「ameba.jp」は第170位にランクインしており、月間1,500万ユニーク・ビジターとなっています。

では、「ameba.jp」中(サブドメイン)の個別サービスについてはどうか。

ここで参考までに、最近気になるAmebaのサービスであるアメーバピグについて見ていきます。2010年6月29日にネットレイティングス株式会社が発表したプレスリリースによると、アメーバピグの5月の訪問者数は190万人だったようです。以下はそのユーザ属性です。

2010年5月のアメーバピグ訪問者数の性別・年代別構成比
(ネットレイティングス調べ) 

以上のデータから、Amebaの会員数が1,000万人ということを考えると、会員以外にも相当な数の人がアメブロをはじめとしたAmeba関連サービスにアクセスしているようです。 また、モバイルからのアクセスも含めるとさらにユニーク・ユーザは増えると予想されます(ちなみに、ページビューについては以前の記事で紹介したように、2010年3月時点でPCが68.7憶PV、モバイルが75.6億PVで、合計月間144.3億PVとなっています)。

補足ですが、これらのデータはあくまでユニーク・ビジター数であるため、広告掲載する側としてはサイトの価値を測る指標として役に立つかもしれません が、会員のアクティブ率やどれだけサービスを利用しているのかまではわからないため、サイト運営側が気になる情報としては不足している点に注意してくださ い(調査した限りではユニーク・ビジター数以外のまとまったデータがなかったため、掲載できませんでした)

◇男女比
次に男女比です。

 「ameba.jp」の男女比
(double click ad planner調べ) 

 「ameblo.jp」の男女比
(double click ad planner調べ) 

 「ameba.jp」で男性57%、女性43%。 「ameblo.jp」で男性64%、女性36%となっています。

また、株式会社サイバーエージェント アメーバ事業本部が発表した「2010年4-6月 Ameba ADガイド」によると、男女比は男性54%、女性46%となっています。

Ameba 閲覧者属性
(Nielsen Online 2009年9月時点「HOME&WORK」パネル調べ)

double click ad plannerの調査と男女比が異なっていますが、いずれも男性の方が多くなっている点が共通しています。個人的なイメージとしてアメーバは女性が多いのかなと思っていただけにちょっと意外でした。もちろんアメーバピグのように女性が多いサービスももちろんあるんでしょうが。

◇年齢構成
最後に年齢構成について見ていきます。

「ameba.jp」の年齢構成
(double click ad planner調べ) 
 「ameblo.jp」の年齢構成
(double click ad planner調べ) 

「ameba.jp」「ameblo.jp」共に、1番多い年齢層が25-34歳、2番目に多い年齢層が35-44歳となっており、これらの年齢層だけで全体の7割を占めています。「2010年4-6月 Ameba ADガイド」のAmeba 閲覧者属性でもあるように20~40代の社会人の割合が多いようです。


以上、今回はAmebaのユーザ属性について見てきました。

次回は利用シーンについて考えていこうと思います。

2010年7月20日火曜日

機能から見るAmeba

今回は、ブログを中心としたコミュニティサイトであるAmebaの主要機能について見ていきます。

◇ユーザ登録
Amebaは誰でも無料で登録することができます。手順は以下。
  1. PCメールアドレスを入力(携帯の場合はAmebaモバイルからメールアドレスを入力)
  2. 1.で入力したアドレスに確認メールが送信される
  3. 確認メールの中のURLへアクセスし、以下のユーザー情報を入力
    • アメーバID(ブログのアドレス 「http://ameblo.jp/"アメーバID"/」)
    • パスワード
    • パスワードの確認
    • ニックネーム
    • 性別(非公開)
    • 生年月日(非公開)
  4.  ユーザー情報を入力したら確認画面へ遷移し、画像認証と規約に同意して登録完了
◇プロフィール機能
ユーザ登録完了後にAmebaにログインすると、以下のようなマイページ(ホーム画面)が表示されます。

 マイページ

その後、「ルームの編集」タブからさらに詳細に自分のプロフィールを編集することができます。ちなみに、Amebaでは公開プロフィールページのことを 「(アメーバ)ルーム」と呼んでいるようです。

ルーム(公開プロフィール)

ルームでは、以下の項目について設定できます。
  • 基本情報
    • ニックネーム
    • 性別(公開、非公開を設定可能)
    • 誕生日(公開、非公開を設定可能)
    • 血液型(公開、非公開を設定可能)
    • 出身地(公開、非公開を設定可能)
    • お住まいの地域(公開、非公開を設定可能)
    • 職業、職業詳細(公開、非公開を設定可能)
    • 未既婚(公開、非公開を設定可能)
    • 出没地
    • 出身校
    • ホームページURL
  • マイプロフィール
    • 定番
      • 趣味、長所、短所、ちょっと自慢できること、最近ハマっているものは?、まず家に帰ってすることはなに?、平均睡眠時間は?、口癖は?、 ブログの更新頻度は?、ブログに何書いてる?、何フェチ?、座右の銘は?、集めているものは?、Sですか?Mですか?、○○なタイプです
    •  好き↑嫌い↓
      • 好きな食べ物は?、嫌いな食べ物は?、好きなスポーツは?、好きな男性タレントは?、好きな女性タレントは?、好きなアーティストは?、好きなマンガは?、好きな雑誌は?、好きな本、好きな映画は?、好きなテレビ番組は?、好きな曲は?、好きなゲームは?、好きなブランドは?、好きな車は?、好きな場所は?、好きな動物は?、好きな休日の過ごし方は?、好きな色は?、好きな言葉は?、好きなタイプは?、嫌いなタイプは?
    •  その他
      • 何をしている時が幸せ?、どうしてもこれだけは譲れないものは?、デートでいきたいところは?、宝くじがあたったら?、尊敬する人は?、前世はなんだと思う?、世界最後の日、あなたは何をしていますか?、好きなブログは?、自分を動物に例えると?、自分へのご褒美は?、幸せを感じる瞬間、最近一番感動したことは?、子供の頃なりたかった職業は?、ここだけの話、携帯の機種は?、お弁当に絶対いれて欲しいおかずは?、生まれ変わったら?、今までで一番高い買い物は?、今の着うたはなんですか?、今からでも挑戦したいことは?、今一番欲しいものは?、今、旅行でいきたいところは?、あなたにとっての必需品はなに?、1ヶ月毎日食べるとしたら何?、○○依存症です
      • 自由設定項目
  •  自己紹介
    • ルームのトップに表示されます
  • プロフィール画像
    • 最大9枚まで掲載可能。うち1枚がメインとなります。アメーバピグの画像を設定することができます。
  •  音楽
    •  お気に入りのアーティストの曲を自分のルームに流すことができます。登録はMusicRoomsからできます。
  • フリースペース
    • 自由記述欄
  • 色・背景の変更
    •  タブの色など一括で設定できるテーマカラー選択による設定と、背景、ボックスデザイン、タイトルデザイン、フォントカラーをカスタムできる設定ができます。
  • 配置の変更
    • マイページの構成と、使用する機能、使用しない機能を選択できます。
以上がプロフィール機能になります。

mixiのホーム画面とプロフィール画面がデザインが似ているのに対し、Amebaは自分が見るページであるマイページと他人が見るページであるルームがかなり異なるなという印象です。

また、マイプロフィールについてはかなり細かい項目も設定できるようになっていますが、デザインの変更等はmixiなどと同じレベルくらいで、MySpaceほど大幅に変更されるものではない感じです。ただ、自分のルームに音楽を流せる機能はmixiにはない機能ですね。

◇アメゴールド
「1アメゴールド」=「1円」のAmebaの仮想通貨です。

◇アメンバー
Amebaでは友達(mixiでいうマイミク)のことをアメンバーと呼びます。 アメンバーには限定公開した記事、動画、写真などを見せることができるようになります。誰かのアメンバーになるには申請をして、相手からの承認が必要です。

◇友達検索機能
Amebaではユーザ検索に特化した機能は特にないように思います。あえて挙げるとすれば、アメブロから「AmebaSearch」によりキーワードでブログ内検索するか、後で説明するグルっぽやアメーバピグといったコミュニティサービスからユーザを見つけるといった方法です。しかし、いずれも友達検索といった点で不十分です。この機能に関しては、いわゆる一般的なSNSとブログコミュニティであるAmebaの違いが表れている一つの典型例と言えそうです。

◇日記・ブログ機能 (アメブロ)
アメブロはAmebaの提供するレンタルブログサービスです。Amebaはもともとレンタルブログサービス「アメーバブログ」 として始まっただけに、現在でもAmebaの中核的な機能となっています。日本で一番使われているブログサービスです。

有名人も多く利用しており、 Amebaの芸能人・有名人ブログの数は2010年6月末時点で、7,650名となっています。

 アメブロトップ画面

アメブロは記事を書く際に、タイトルとテーマ、本文とコメントの可否とトラックバックの可否、公開範囲を指定します。

テーマは他のブログで言うカテゴリのようなものと言えます。ただ、タグ機能はないようなので、記事が多くなった場合、検索性は低くなるかもしれません。

本文入力欄はリッチテキストエディタで、フォントや色、リンクなどを手軽に作成できるようになっています。また、画像や顔文字、絵文字、自分やみんなが作成した絵文字、動画、AmebaPACO(後で説明)、ぺタボタン(記事作成画面参照)、MagicalMakerによるデコ画像、楽天・アマゾン・iTunesのアフィリエイトバナーの挿入が容易にできる機能があります。ちなみに、アフィリエイトにより他人が商品を購入すると、報酬としてアメゴールド(Ameba上の仮想通貨)がもらえるようになっています。

記事作成画面

MagicalMakerによるデコ画像作成画面
 
このように、他のSNSの日記・ブログエディタなどと比較するとかなり充実しており、特に女の子が好むような機能が充実している印象です。

記事の公開範囲については、下書き(非公開)、アメンバーに公開、全員に公開の3段階から選択できます。

また、マイページからブログのデザインも変更可能です。スキンを変更したり、カラム配置を変更したり、ブログのサイドバーの項目を編集できたりします。プラグインによりブログカウンタなど外部が提供するブログパーツも設置することも可能となっています。

なお、ブログを作成するとブログランキングに参加でき、自分のブログが何位かがわかるようになります。「順位を上げるためにブログを書く」といった人のためのモチベーションアップの仕組みと言えそうです。

他にもブログ活性化のために、ブログネタ を提供する「クチコミ番付」というサービスもあります。クチコミ番付により提供されたネタで記事を書くと評価を受け取ることができ、評価がたまると番付が上がり、ゲームやプレゼントが楽しめるような仕組みになっています。また、同じクチコミに対して記事を書いているユーザの発見もできたりします(http://ameblo.jp/kuchikomistaff/theme-10003343882.html)。

◇アメブロde本
Amebaではブログに関連して、アメブロの内容を本にできるサービス「アメブロde本」が提供されており、以下の5ステップでブログを本にできます。
  1. 製本したいブログにログイン
  2. 製本したい記事(テーマ)の範囲などを選択
  3. 「MyBooksへ」をクリックkしてMyBooksのログイン画面へ
  4. MyBooksにログイン後、画面の案内に従って表紙や本のサイズなどを選択
  5. 仕上がりを確認し、問題がなければ「印刷のお申し込み」から製本を依頼して完了

アメブロde本

◇ぺタ
「ぺタ」はmixiでいう「足あと」のようなものです。自分が記事を読んだことをブロガーに対して伝える方法です。一度クリックするだけで自分のIDが名簿に追加されます。登録ユーザーのコミュニケーションの中に、ペタのお礼として自分も相手の記事を読みペタを返すという御礼の仕方が流通しています。通称「ペタ返し」。管理ページでペタ数が確認でき、ペタ数のお知らせメールも配信しています。

◇AmebaPACO
AmebaPACOは、他の人が描いたパーツを組み合わせて絵を作成できる機能です。ブ ログにも簡単に張り付けられるようになっています。MagicalMakerが写真をデコったり、簡素な素材を利用して作成するのに対し、PACOはみんなが作ったパーツを組み合わせる点で異なります。友達同士で作ったのを組み合わせたりなどちょっとしたソーシャル性があるサービスといったとこでしょう か。人気のPACOランキングも分かったりします。

 AmebaPACO

PACO作成画面

◇リアルタイムコミュニケーション機能(Amebaなう)
よりリアルタイムなユーザ同士のコミュニケーションを実現する機能として、Amebaなうが提供されています。Twitterと同様に140字以内で「いまなにしてる?」を投稿できます。なお、絵文字や顔文字、画像も一緒に投稿できます。投稿された「なう」はマイページのプロフィール画像下にも表示されます。フォロー、フォロワーの仕組みもTwitterと同様です。その他に「なう」には、リプライ(Re)、Twitterの非公式リツイートにあたる引用(RN)、特定ユーザーからのフォローをブロックする機能などがありますが、Twitterよりもよりシンプルな印象です。ちなみに、「なう」の保存期間・上限はは1ヶ月または500件です。


Amebaなう

◇コミュニティ機能
当初はサイバーエージェントが運営していましたが、現在はグループ会社が運営するサービスであるプーぺガールのようにAmebaと関連するコミュニティサービスは他にもありますが、ここではAmebaのコミュニティ機能として、グルっぽ、アメばた会議、アメーバピグの3つのサービスについて見ていきます。

1.グルっぽ
Amebaグルっぽは、同じ趣味や共通点をもったメンバーを集めて、コミュニケーションができるアメーバのコミュニティサービスです。メンバーのみんなのブログをみたり、ペタをしたり、メンバーだけの掲示板で話をしたりすることができます。主催者が参加メンバーを限定させるため、「入試」を実施して、その結果に応じて参加希望者を受け入れるかどうかを決めているグルっぽもあります。

グルっぽ

2.アメばた会議
アメばた会議は、ニュース速報、芸能ブログ、ペタ友募集、ママブロ、10代専用、何でも実況、リレー小説、大喜利、ネガティ部、ヒマ人集合、恋愛、アメブロ Q&A、雑談、悩み、徹底対論、ガールズトークのカテゴリでスレッドを立て、雑談・議論・質問ができる掲示板サービスです。Ameba会員ではなくても参加可能です。絵文字が使用できたり(携帯でも可能)、画像や動画が貼れたり(PCのみ)します。また、レスの多いスレッドには「大盛況」と表示されます。

アメばた会議

そんな掲示板サービスであるアメばた会議ですが、「グルっぽ」と機能面で重複することなどから、2010年8月9日をもってサービス提供を終了する予定で、運営側からは「グルっぽ」への移行を薦めるアナウンスがなされています。

3.Ameba Pigg
アメーバピグは、仮想空間において自分にそっくりなアバター(ピグ)をつくり、洋服のきせかえや、他のユーザーとのリアルタイムな会話を楽しむことができるコミュニケーションサービスです。代々木公園・渋谷・浅草などを模した広場(オープンチャットルーム)などでチャットを行ったり、また「しろくろゲーム」(リバーシ)や、ピグの画像を利用した「えあわせゲーム」(神経衰弱)、釣りエリアでの自身のピグを通じた釣りや釣りを通したコミュニケーションができる「釣りゲーム」などが楽しめます。なお、ピグの洋服の購入、釣りゲームのアイテムの購入などにはアメゴールドが必要になります。2010年6月9日現在、アメーバピグ登録者数は400万人を突破しています。

アメーバピグ紹介動画はこちら↓
http://www.cyberagent.co.jp/media/ameba_movie.html

アメーバピグ(仮想空間:ひまわり広場)

◇Amebaプレゼント
Amebaプレゼントは、アメブロの友達や芸能人にプレゼントを贈る機能です。もらったプレゼントをブログやルームに飾る事もできます。誕生日やバレンタインなどのイベントに、いつでも気軽に使えるプレゼントサービスです(http://helps.ameba.jp/qguide/present/amebapresent.html)。 なお、プレゼントはプレゼントショップでアメゴールドで購入できます。

プレゼントショップ

◇AmebaVision
AmebaVision(アメーバビジョン)は簡単に動画をウェブ上に公開できるAmebaの動画共有サービスです。公開した動画に対してコメントや評価をつけ て他のユーザとコミュニケーションを取ることや、自分が公開した動画や他のユーザの動画を自分のブログ上に簡単に貼付けることができます。 AmebaVisionモバイルを使って携帯からも見ることができます。Amebaに登録する多くの有名人を利用した有名人投稿ムービーが注目を浴びています。

AmebaVision

◇Amebaニュース
Amebaのニュースサービスです。ブログ発の話題や噂話、ゴシップを中心に様々なニュースが提供されていて、ニュースにコメントしたり本文を引用してブログ記事を書いたりすることができます。コメント大盛況のニュースではコメントが数百件にのぼることもしばしばあるようで、中にはコメント欄が荒れることがあり、通報がない限りなかなか対応されないといった問題点があるようです。

アメーバニュース

◇AmebaGG
AmebaGG(アメーバGG)は、20~34歳の女性(F1層)ブロガーに特化したブログコミュニティです。アメブロと同様の機能を備え、無料でブログが開設できるほか、管理画面のデザインや各コンテンツ情報を女性向け仕様のものに選択することが可能となります。サイトコンテンツは20歳以上の女性インフルエンサーブロガー(http://d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20070411/p1)会員組織「AmebaGGメンバーズ」による情報発信を中心に作られています。ファッション、ビューティ、ファミリー、ライフスタイルなどのブロガーコンテンツがあります。また、AmebaGGではWEB サイトでのコンテンツとリアルのイベントを連動させた企画も提供されています(F1 層に特化したブログコミュニティ「AmebaGG」国内最大級の女性ブロガーイベント「AmebaGG Xmas Party」を開催)。携帯版はAmebaGGモバイル。

AmebaGG

◇その他SNS的な機能いろいろ 
Amebaにはその他にも、特定の相手とメールができるメッセージ機能などがあります。


長くなりましたが、以上がAmebaの主要機能になります。

なお、AmebaではmixiやGREE、モバゲーTOWNのようにプラットフォーム機能やコネクト機能等は提供していないようです。

さて、次回はAmebaのユーザ属性について見ていこうと思います。

2010年7月16日金曜日

【2010年7月6日発表】MCF統計データから見る2009年モバイルコンテンツ関連市場規模まとめ

一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、2010年7月6日に2009年度モバイルコンテンツ関連の市場規模調査結果を発表しました(2009年モバイルコンテンツ関連市場規模)。

これによると、2009年のモバイル関連市場の合計は前年比112%1兆5,206億円となっており、モバイルコンテンツ市場が5,525億円、モバイルコマース市場が9,681億円となっています。
調査では、着信音系、ゲーム系、電子書籍をはじめとしたデジタルコンテンツを有料配信する「モバイルコンテンツ市場」、物販系、サービス系、トランザクション系の3 分野で構成された「モバイルコマース市場」と して定義し、両者をあわせて「モバイルコンテンツ関連市場」としています。
 モバイルコンテンツ関連市場規模推移

◇2009年モバイルコンテンツ市場(5,525億円、前年比114%)
注目すべき数値としては以下。
  • アバター/アイテム販売(SNS等)市場 447億円、前年比285%
  • 電子書籍市場 500億円、前年比127%
  • 動画専門市場 112億円、前年比181%
アバター/アイテム販売(SNS 等)市場は、コミュニケーション機能を生かしたソーシャルゲームが中心となって、フリーミアム的な新しいタイプ(基本的に無料で使用でき、アイテム課金により収益を得るタイプ)が広まり、若年層だけでなく可処分所得の多い30 代以上の年齢層にも広がることで急速に拡大してきています。

また、電子書籍市場についてはコミックを中心に好調が続き、今後もiPadや専用端末など多様な電子書籍デバイスなどの登場で電子書籍のラインナップが拡がることが予想され、モバイルにおいても新たな成長モデルの登場が期待されています。

モバイルの動画専門市場は、権利処理コストや配信コストの負担が大きくビジネスモデルの構築が難しい分野になっていましたが、端末の高機能化や定額視聴モデル、生中継等の新たなビジネスモデルの出現によって、動画コンテンツ市場が立ち上がってきました。特に最近は、ニコ生モバイル、モバイル版USTREAMなどのライブビデオ配信が注目され、ユーザも増えてきているように思います。今後も、高性能な3G端末やiPhone、Androidをはじめとするスマートフォンの普及、新たな携帯電話の通信規格であるLTEの開始等によりさらなる成長が見込める市場と言えます。

その他、生活情報市場が対前年比157%(121 億円)、きせかえ市場が155%(99 億円)、装飾メール市場が133%(228 億円)、天気/ニュース市場が124%(97 億円)と引き続き好調に推移しています。

モバイルコンテンツ市場規模推移
*1 天気/ニュース市場=天気情報、時事、金融などのニュース
*2 交通情報市場=ナビゲーション/地図情報、乗換案内などの交通情報
*3 生活情報市場=辞書、学習、健康情報等
*4 アバター/アイテム販売(SNS等)=SNS等での有料コンテンツの販売、アバターはコミュニケーションサイトなどで用いられるキャラクター、アイテムはSNSのゲームサイト等で購入可能な道具類
*5 動画専門市場=動画コンテンツを専門に提供するサイト
*6 芸能・エンタテインメント系市場=芸能プロダクションが提供するアーティスト情報や芸能ニュース、映画などの情報
*7 メディア・情報系市場=テレビ局やラジオ局、出版社などが運営している番組情報、雑誌情報など

◇2009年モバイルコマース市場(9,681億円、前年比111%
モバイルコマース市場は、物販系(衣料品、本、CD、DVD、香水、雑貨、食品、家電などのモバイル通販)、サービス系(興行チケット、旅行チケット、航空チケット、鉄道チケット)、トランザクション系(証券取引手数料、オークション手数料、公営競技手数料)の3分野からなります。

物販系は4,248億円、前年比113%と、リアル店舗での取引が中心であった小売業者もPC と同様にモバイルサイトを開設する動きが活発化してきています。参入事業者の増加による市場拡大により、今後も好調に推移することが予想されます。また最近は、共同購入型クーポンサイトやSNSと連携したコマースサイトの登場などソーシャルコマースが広まってきているように感じます。まだPCサイトがほとんどかと思いますが、今後はモバイルにもソーシャルコマースサイトが徐々に普及していき、物販系市場が拡大していくのではと考えられます。ちなみにソーシャルコマースに関しては、ソーシャルコマースまとめ記事【ループス斉 藤徹】が参考になります。

サービス系に関しては、これまでモバイルの特性を活かしたビジネスニュース、旅行、交通系チケット購入が中心でしたが、近年の傾向としてレジャー目的の個人利用に広がっているようです。

トランザクション系は、証券業界の売上の伸び悩み、手数料の設定が安くなっていることが影響し、伸び率は減少したものの、公営競技でモバイル利用が拡がったこともあり市場規模は拡大傾向にあるようです。
 モバイルコマース市場規模推移

なお今回市場規模には含まれていませんが、この他のモバイルコンテンツ関連の市場分野としては、ピクチャー広告などの純広告と懸賞やノベルティでモバイルを利用した販促・キャンペーンなどを含んだ「モバイル広告・プロモーション市場」、モバイルコンテンツサイト構築、システム運営・管理を中心とした「モバイル・ソリューション市場」があります。

2010年7月15日木曜日

Ameba基本データ

◇Amebaとは?

(アメーバブログのドメイン。Amebaログイン画面へリンク)

  (Amebaログイン画面)

Amebaは、株式会社サイバーエージェントが運営する無料のブログサービスやコミュニティサービス「アメーバピグ」などを提供し、月間利用者数2,000万人以上(ネットレイティングス調べ、PCからのアクセス者のみ)を誇るインターネットメディアです。話題の有名人・芸能人ブログ数は国内最多の7,650名(2010年6月末時点)を誇ります。2004年9月15日にPC向けブログサービス「アメーバブログ」として開始され(現金還元型BLOG サービス「アメーバブログ」を開始)、現在では、以下のようにPC・モバイル向けに様々なサービスが提供されています。


◇Ameba最新利用動向
そんな国内有数のコミュニケーションサービスであるAmebaですが、2010年4月28日に発表された2010年9月期第2四半期決算説明会資料によると、 Amebaの会員数は835万人、ページビューは144億PVのようです。

 Amebaの月次会員数推移

 Amebaの月次PV数推移

なお最新の情報では、会員数については2010年7月12日のプレスリリースで1000万人を突破したことが発表されています(「Ameba」が会員数1,000万人を突破 ユーザーへの感謝を込めて「1,000万会員突破!ありがとうキャンペーン」を展開)。このことから、現在のPV数もさらに伸びていると予想されます。

さて、次回はそんなAmebaの主要機能・サービスについて見ていこうと思います。

補足ですが、Amebaを運営する株式会社サイバーエージェントはAmeba事業以外にも、インターネット広告代理事業、FX事業、メディア事業(facebook、mixi、gree、モバゲーTOWN等へのソーシャルアプリ提供)などを行っています。また関連サービスとして、サイバーエージェントグループが運営する様々なインターネットサービスがあります。